格安SIM

格安SIMに機種変更する方法は?乗り換えの手順を徹底解説

失敗しないために!格安SIMを乗り換えるときに確認すべきポイント

「そろそろ格安SIMに機種変更したい!でも、大手キャリアの機種変更とは何が違うの?」という疑問はありませんか?

そこで本記事では、格安SIMの機種変更について、以下の点をご紹介します。

  • 格安SIMに機種変更する時に見るべきポイントは?
  • 格安SIMの機種変更をするときの注意点は?
  • 格安SIMの機種変更の手順は?
  • はじめて使うならオススメの格安SIMはどれ?

この記事を読むと、キャリアから格安SIMへの機種変更も安心して行えます。ぜひ参考にしてくださいね。

Contents

格安SIMに機種変更するときに見るべきポイント

SIMカード おサイフケータイアイキャッチ

格安SIMを機種変更するときに見るべきポイントを紹介いたします。

ここでは主に、大手キャリアから格安SIMへ機種変更する際のポイントを解説していきますね。大事な点は、次の5つです。

  1. SIMの種類(音声通話・データ専用)
  2. 実効速度
  3. データ容量
  4. 料金
  5. 利用回線(au・docomo・SoftBank)

それぞれの内容について、見ていきましょう。

【格安SIMの機種変更時のポイント1】SIMの種類(音声通話・データ専用)

格安SIMへ機種変更するときには、まずSIMの種類がポイントです。

格安SIMの種類は、主に「音声通話SIM」「データ通信専用SIM」の2つ。それぞれのSIMの違いは、以下のとおりです。

音声通話SIMとデータ通信専用SIMの違い
音声通話SIM データ通信専用SIM
電話番号の有無 ×
音声通話 ×
SMS ×(△)
ネット接続
LINE・Skype通話

上記のとおり、「電話番号による通話をできるかどうか」が、大きな違い。SMS(ショートメッセージ)は、データSIMにもオプション等で付けられる場合があります。

また、データ専用SIMでも、LINE・Messenger・Skypeなどの通話機能で、会話をすることは可能。これらは、データを使って電話をかけています。

ただし、店舗や公共機関・病院には、LINE通話をかけられないことが多いです。スマホで電話もかける場合は、音声通話SIM(通話付き)が良いでしょう。

データ専用SIMは、ポケットWiFiやタブレットなど、通話をしない機器での利用がオススメです。

【格安SIMの機種変更時のポイント2】実効速度

格安SIMへ機種変更するときには、通信速度もポイントです。

通信速度には「最大通信速度」と「実効速度」の2種類があります。このうち、大事なのは実効速度。

最大通信速度とは、通信事業者が提示している理論上の数値(ベストエフォート)です。「その速度が出るように最大限の努力をします」という意味。なので、現実には最大速度では利用できません。

そこで、重要になるのが、実際に利用する際の速度(=実効速度)。

実効速度は、利用エリアや環境、障害物の有無、使う時間帯によります。そのため、以下のような方法で、実効速度を確認してみましょう。

  • お試しできる格安SIMを実際に使ってみる
  • 同じ利用環境の人の口コミを参考にする

【格安SIMの機種変更時のポイント3】データ容量

格安SIMへ機種変更する際には、データ容量も重要。月間データ容量の上限を超えると、通信速度制限にかかってしまうためです。

データ容量には、月間容量無制限と上限ありのプランがあります。上限ありの場合でも、1GB・3GBなどの少量から、20GB・30GBを超えるプランまで、幅広く選択可能。

格安SIMの利用目的やライフスタイルに合わせて、必要な容量を選びましょう。

使用容量の目安は「1GBでできることはどれくらい?動画はみられる?使用量の確認方法も解説!!」の記事に詳しく記載しています。参考にしてみてくださいね。

また「格安SIMのみでネットに接続するか否か」によっても、データ容量は変わります。たとえば、以下のような状況であれば、格安SIMのデータ容量はかなり節約できるでしょう。

  • 自宅に光回線を引いている
  • ネット接続はポケットWiFiで行う

なお、格安SIMとポケットWiFiの併用については、「格安SIMとポケットWiFiの併用で年3万円節約!料金をシミュレーションして解説!」の記事で解説しています。参考にしてみてくださいね。

【格安SIMの機種変更時のポイント4】料金

格安SIMへ機種変更するときには、料金もポイントですね。格安SIMの料金は、主に次の3つから成り立ちます。

<格安SIMの料金>

  • 初期費用(事務手数料)
  • 月額料金
  • 通話料金

通話料金は、基本的に通話時間に応じてかかるものです。ただし、料金プランによっては、月額料金の中に、一定の通話料が含まれています。

月額料金を決める要素は、以下の3点。

<月額料金が変わるポイント>

  1. SIMの種類(音声通話・データ専用)
  2. データ容量
  3. 通話量

【月額料金が変わるポイント1】SIMの種類

SIMの種類については、音声通話付きよりも、データ専用の方が、金額は安いです。

ただ、本記事内にも前述したとおり、スマホで通話する場合は音声通話SIMを選びましょう。

音声通話のついているSIMについては格安SIMの通話品質は悪い?かけ放題プランやキャリアで比較!の記事もご覧ください。

【月額料金が変わるポイント2】データ容量

データ容量によっても、月額料金は変わります。1GB・3GBなどの少量から、30GBなどの大容量プランまであります。

ただし、大容量プランになると、月額が5000円以上になることも多いです。格安SIMを使う目的が節約の場合は、容量の少ないプランが良いでしょう。

【月額料金が変わるポイント3】通話量

月額料金に関わる通話量は、主に次の2パターンがあります。

  1. 決められた時間以内であれば何回でもかけ放題
    (例:5分以内の通話なら何度でもかけ放題)
  2. 決められた合計時間までかけ放題(通話定額)
    (例:1か月で合計60分までかけ放題)

上記のような「かけ放題」や「通話定額」は、プランによって、月額料金に含まれる場合と、オプションの追加になる場合があります。

【格安SIMの機種変更時のポイント5】利用回線(au・docomo・SoftBank)

格安SIMへ機種変更する際は、利用回線も気にする必要があります。回線によって、使える端末が異なるためです。

格安SIMは、大手キャリアから回線の一部を借りて通信しています。そのため、格安SIMの回線の分類は、au・docomo(ドコモ)・SoftBank(ソフトバンク)の3つです。

どこの回線を使っているかは、各通信事業者(MVNO)によって異なります。たとえば、Y!mobileはSoftBank回線、UQ mobileはau回線など。

大手キャリアから格安SIMへの機種変更の場合、同じ回線なら、利用中のスマホ端末をそのまま引き継いで使えることがほとんどです。

格安SIMに機種変更をするときの2つの注意点

格安SIMに機種変更をするときには、次の2つの注意点があります。

  1. 利用回線に対応している端末を選ぶ
  2. SIMカードのサイズを確認する

以下、それぞれの注意点について解説していきますね。

【格安SIMの機種変更の注意点1】利用回線に対応している端末を選ぶ

格安SIMの機種変更をする際は、契約中の回線に対応した端末を選ぶことがポイント。

格安SIMの回線は、au・docomo・SoftBankの3種類。端末や通信事業者(MVNO)により、使える回線が異なります。

SIMフリーのiPhoneなら、基本的にどこの回線でも使えます。逆に、SIMロックがかかっている端末の場合、使える回線が限られるので、注意が必要。

通信事業者(MVNO)によっては、動作確認済みの端末を、公式ホームページで確認できます。

たとえばBIGLOBEモバイルの場合の確認手順は、以下のとおりです。

<動作確認済みの端末の確認手順>
BIGLOBEモバイルの公式サイトの場合)

  1. BIGLOBEモバイルの公式サイトにアクセス
  2. 「動作確認端末」へアクセス
  3. キーワード or メーカー名で絞り込み検索
  4. 動作確認済みの端末一覧が表示される

また、SIMロック解除が必要かどうかの確認方法は「SIMロック解除の方法は?格安SIMを使うための手順を徹底解説」の記事で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。

【格安SIMの機種変更の注意点2】SIMカードのサイズを確認する

格安SIMの機種変更時には、SIMカードのサイズを確認しましょう。

SIMカードにはいくつかの種類があり、それぞれサイズが異なります。主に使われているSIMカードは、以下の3種類です。

<SIMカードの種類>

  • 標準SIMカード(mini SIMカード):25mm×15mm
  • micro SIMカード:15mm×12mm
  • nano SIMカード:12.3mm×8.8mm

現在使っている端末と機種変更後の端末で、サイズが違う場合は、SIMカードの再発行が必要。場合により、3000円程度の発行手数料がかかります。

SIMカードのサイズは、端末のスペック一覧に記載されているので、確認してみてくださいね。

格安SIMで機種変更する手順

格安SIMで機種変更する際の手順を紹介していきますね。

格安SIMの機種変更には、次の2パターンがあります。

  1. 大手キャリアから格安SIMへの機種変更
  2. 格安SIMから格安SIMへの機種変更

それぞれの手順について、見ていきましょう。

【格安SIMの機種変更の手順】大手キャリアからの機種変更

大手キャリア(au・docomo・SoftBank)から格安SIMへの機種変更は、次の手順で行います。

<キャリアから格安SIMへの機種変更手順>

  1. MNP予約番号を取得する
  2. 格安SIMの申込みをする
  3. MNP転入の申込みをする
  4. 端末にSIMカードを挿入・設定する

【手順1】MNP予約番号を取得する

まずはMNP予約番号を取得します。MNP(ナンバーポータビリティ)とは、携帯電話番号を変えずに、他社携帯へ乗り換えできるサービスのことです。

機種変更時には、変更前に契約しているキャリアから、MNP予約番後を発行してもらいます。au・docomo・SoftBankのそれぞれに専用窓口があり、電話で問い合わせが可能です。

注意点として、MNP予約番号には15日間の有効期限があります。予約番号だけを早く取るのではなく、この後の手続きもすぐに進めていきましょう。

【手順2】格安SIMの申込みをする

MNP予約番号を取得したら、格安SIMの申込みをします。

【手順3】MNP転入の申込みをする

格安SIMの申込み時に、MNP転入の手続きも行います。MNP転入申込みには、以下のものが必要です。

<MNP転入申込時に必要なもの>

  • MNP予約番号
  • 契約者名義のクレジットカード
  • 本人確認書類(運転免許証等)

MNP予約番後の有効期限は15日間なので、ここまでの手順を15日以内に終わらせましょう。有効期限を過ぎると、MNP予約番号は無効になります。

【手順4】端末にSIMカードを挿入・設定する

機種変更後の端末にSIMカードを挿入します。挿入後の設定は、各通信事業者(MVNO)の公式ホームページを確認して、行いましょう。

以上で、キャリアから格安SIMへの機種変更手続きは完了です。

【格安SIMの機種変更の手順】格安SIMからの機種変更

格安SIMから格安SIMへの機種変更は、以下の手順で行います。

<格安SIMから格安SIMへの機種変更手順>

  1. 新しい端末の購入
  2. 新しい端末へSIMカードを入れ替える
  3. 機種変更前のスマホからデータを移行する
  4. APN設定をする

詳しい手順は、以下のページで紹介していますので、合わせてご覧ください。
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はじめて格安SIMを使う場合におすすめなのは、次の3つです。

  1. 楽天モバイル
  2. mineo(マイネオ)
  3. FUJI Wifi(フジワイファイ)

以下で、それぞれの詳細について紹介していきますね。

【はじめての格安SIMデビューにおすすめ1】楽天モバイル

<楽天モバイルの月額料金(スーパーホーダイ)>
通信容量 月額基本料金
(0~2年)
月額基本料金
(2年目以降)
2GB 1,480円 2,980円
6GB 2,480円 3,980円
14GB 4,480円 5,980円
24GB 5,480円 6,980円

※速度制限後は最大1Mbps(スーパーホーダイ)
※10分以内の通話かけ放題(スーパーホーダイ)

<楽天モバイルの月額料金(組み合わせプラン)>
料金プラン
・通信容量
音声通話SIM データSIM(SMSあり) データSIM(SMSなし)
ベーシックプラン
※常時200kbps
1,250円 645円 525円
3.1GB 1,600円 1,020円 900円
5GB 2,150円 1,570円 1,450円
10GB 2,960円 2,380円 2,260円
20GB 4,750円 4,170円 4,050円
30GB 6,150円 5,520円 5,450円

<楽天モバイルの概要>
利用回線 docomo・au
通話料金 20円/30秒(※通話SIMのみ)
アプリ通話料 10円/30秒
※「楽天でんわアプリ」使用
かけ放題・通話定額 10分以内の通話が何度でもかけ放題(月額850円)
※「楽天でんわアプリ」使用
データ容量シェア あり(月額100円/1回線あたり)
最低利用期間 なし
契約解除料 なし

楽天モバイルの特徴

  • 10分以内の通話かけ放題付きプランあり
  • スーパーホーダイプランは速度制限後も1Mbps
  • 楽天の買い物のポイントが2倍

楽天モバイルは「スーパーホーダイプラン」と「組み合わせプラン」の2つがあるのが特徴。

スーパーホーダイプランには、10分以内の通話かけ放題が付きです。また、データ容量上限を超えた後も、通信速度が最大1Mbpsまで出ます。

さらに、条件に該当すると楽天スーパーポイントアップの対象となるのが嬉しいところ。普段の楽天での買い物に付くポイントが2倍になります。

楽天モバイルがおすすめな人

  • 楽天ポイントを貯めている人
  • 通話かけ放題にしたい人
  • 速度制限後もネットを楽しみたい人

【はじめての格安SIMデビューにおすすめ2】mineo(マイネオ)

<mineoの月額料金>
料金プラン
・通信容量
音声通話SIM
(デュアルタイプ)
データ通信専用SIM
(シングルタイプ)
500MB 1,310円~1,750円 700円~790円
3GB 1,510円~1,950円 900円~990円
6GB 2,190円~2,630円 1,580円~1,670円
10GB 3,130円~3,570円 2,520円~2,610円
20GB 4,590円~5,030円 3,980円~4,070円
30GB 6,510円~6,950円 5,900円~5,990円

※利用回線により月額料金が異なります。

<mineoの概要>
利用回線 au・docomo・SoftBank
通話料金 20円 / 30秒
アプリ通話料 10円/30秒
※「mineoでんわ」使用
かけ放題 10分以内の通話が何度でもかけ放題(月額850円)
※「mineoでんわ」使用
通話定額 ・合計30分まで定額(月額840円)
・合計60分まで定額(月額1,680円)
お試しサービス あり
※お試し200MBコース データ専用 月額300円
※お試し200MBコース 音声通話SIM 月額1,000円

mineo(マイネオ)の特徴

  • 3回線から選択可能
  • お試しサービスあり
  • かけ放題や通話定額プランが豊富

mineo(マイネオ)は、3回線から選べるのが特徴です。月額料金は回線ごとにより異なり、auが最も安く、SoftBankが1番高い料金となります。

また、mineoはお試しサービスがあるのが魅力。データ専用なら月額300円、通話付きでも月額1000円で、契約前に使えるのは良いですよね。

mineo(マイネオ)がおすすめな人

  • 利用回線を選びたい人
  • お試しサービスを使いたい人

【はじめての格安SIMデビューにおすすめ3】FUJI Wifi(フジワイファイ)

<FUJI Wifiの月額料金>
料金プラン
・通信容量
データ通信専用SIM
(SMSなし)
20GB 2,480円
50GB 2,980円
100GB 3,480円
200GB 3,980円

<FUJI Wifiの概要>
1日 or 3日間の通信容量 無制限
下り最大通信速度 187.5Mbps
上り最大通信速度 37.5Mbps
最低利用期間 なし
契約解除料 なし

FUJI Wifi(フジワイファイ)の特徴

  • 契約期間の縛りなし・1か月単位で利用可能
  • 解約違約金なし
  • SIMの種類はデータ通信専用SIMのみ
  • 1日 or 3日間の通信容量が無制限
  • 他社のデータ専用SIMより圧倒的に安い

FUJI Wifi(フジワイファイ)は、契約期間の縛りや解約違約金がないのが特徴。はじめて使う格安SIMとして、お試しで使ってみたい人にはピッタリです。

3日で10GBという制限もなく、他社のデータ専用SIMより圧倒的に安いのが魅力。

他社では20GBで4,000円程度のところ、FUJI Wifiでは2,480円。200GBの大容量プランでも、4,000円以下です。

SIMの種類はデータ専用SIMのみですが、2台持ちでネット接続用にする場合や、通話はLINEで充分という人には良いですね。

FUJI Wifi(フジワイファイ)がおすすめな人

  • 1日・3日間の通信容量を気にせず使いたい人
  • 契約期間の縛りなしで気軽に使いたい人
  • 試しに使ってみたい人
  • 通話機能はLINE通話やSkypeで充分な人
  • スマホ2台持ちでデータ通信専用に使いたい人

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