スマートフォンやポケットWiFiを利用してインターネットを使っていると、必ず問題となるのが『通信量』ですよね。
ところが、実際どれだけ利用すれば、どのくらいの通信量になるのかを把握していない方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、1GBでできることはどれくらいなのか、用途別に詳しく解説します。
月間通信量の把握方法や、通信量を抑えるコツも紹介するので「通信量を抑えて、安くインターネットを楽しみたい」という方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
Contents
1GBでできることはどれくらい?用途別に詳しく解説!
こちらでは、1GBでできることはどれくらいなのか、用途別に詳しく解説します。
【用途別、1GBでできること(スマートフォンの場合)】
用途 | 1回の通信容量 | 1GBでできる回数 | 1日換算
(1ヶ月=30日として) |
Webページの閲覧 | 約800kb | 約1,240回 | 約41回 |
メール送信 | 約2.5MB/通 | 約400通 | 約13回 |
LINEメッセージ | 約4kb | 約25,000回 | 約833回 |
LINE音声通話 | 約1MB/分 | 約1,000分 | 約33分 |
YouTube視聴(1080pHD) | 約30MB/分 | 約33分 | 約1.1分 |
マップ検索・ナビ | 約7.5MB/分 | 約133分 | 約4.4分 |
Instagram閲覧 | 約10MB/分 | 約100分 | 約3.3分 |
(https://townwifi.com/fairuse/ の数値を元に算出)
1GBでできることは、1日換算だとそこまで多くありません。
Webページだと閲覧できる数が多いですが、YouTubeだと1日1分程度しか見れず、ストレスが溜まるでしょう。
またSNSの中でも画像の割合が多いInstagramは3分ほどしか閲覧できません。SNSはついつい長く見てしまうことが多いので、注意が必要です。
ただしこれはあくまでも1GBの場合なので、ご自身の契約している通信プラン(3GBや7GBなど)に変換した場合、1日あたりどれくらい利用でいるのかをチェックしてみてください。
意外と使っていないかも?月の通信量はどれくらい?
通信制限を気にして、スマートフォンやポケットWiFiのプランを大容量のものにしている方は少なくありません。特にポケットWiFiだと、無制限プランが主流となっています。
ところが、大容量プランに加入していたとしても『実際に使っているデータ量と比べると、全然使っていない』という方は多いです。
野村総合研究所が2018年に出した『携帯電話料金に関する意識調査結果』によると、以下のようなアンケート結果が出ています。
契約プランベースでみると、実際のデータ量に比べて実支払額が大きすぎる人、つまり、過剰な料金プランに加入している可能性のある人が、少なくとも15%存在している。
いざ自分の料金プランを見返してみると「無制限プランなのに、実際は1つグレードを落としたプランでも問題なく使えている」という状況があるかもしれません。
せっかく高いプランに加入していても、使っていなければ無駄ですよね。
現在の使用量はどれくらい?通信量を確認する方法
毎月のデータ使用量と、プランの最大容量を最適化するには、自分の現在の使用量を把握しなければなりません。
そこでこちらでは、現在の通信量を確認する方法を紹介します。
- 通信キャリアのマイページで確認
- Android端末で確認
- iPhone端末で確認
- ポケットWiFi端末で確認
それぞれ詳しく説明します。
【使用量がどのくらいか確認する方法1】通信キャリアのマイページで確認
データ使用量がどのくらいか確認する方法として、通信キャリアのマイページで確認する方法があげられます。どんな通信業者にも、キャリアのマイページが存在し、そこでプランの変更や料金の確認などが可能です。
通信容量の確認ももちろん可能で、いまどれだけ使っているのか、残りはどれくらいなのかをチェックできます。
マイページに表示されている数値が最も正しい計測なので、確実な情報を知りたい場合はマイページをチェックしましょう。
【使用量がどのくらいか確認する方法2】Android端末で確認
Android端末から、データの使用量を確認する方法です。
まずは設定画面から『ネットワークとインターネット』をタップします。
次に『データ使用量』をタップします。そこからさらに『アプリのデータと使用量』をタップすると、現時点までのデータ使用量がグラフとなって表示されます。
アプリ毎にどれくらいデータ量を使っているかも把握できるので、使いすぎているアプリを抑えるなど、節約方法も見えてきますよ。
【使用量がどのくらいか確認する方法3】iPhone端末で確認
iPhone端末から、データの使用量を確認する方法です。
まずは設定画面から『モバイル通信』を選択します。
『モバイル通信』画面内下部に『現在までの合計』が表示されているので、そこを確認しましょう。
ただし『現在までの合計』は、最後に統計情報をリセットしてからの数値が表示されます。
つまり1ヶ月単位や1週間単位などの決まりが無いので、都度自分でリセットを行ってください。
リセットは『モバイル通信』画面の下にある『統計情報のリセット』を選択すれば可能です。
こちらもアプリ毎にどれくらい利用しているかが一目でわかるので、使いすぎているアプリが無いかチェックしてみましょう。
【使用量がどのくらいか確認する方法4】ポケットWiFiで確認する方法
今まではスマートフォンの確認方法でしたが、データ通信容量が決まっているポケットWiFiでは、どのように確認するのでしょうか。
ポケットWiFiでのデータ容量確認方法は機種やプロパイダによって違いますが、大きく分けて以下の3つです。
- プロパイダのマイページ
- 本体端末
- 専用のアプリ(スマートフォンにダウンロード)
このいずれかで確認ができるので、月末付近に確認してみてください。過剰なプランに入って、料金を多く支払っていることが判明するかもしれませんよ。
1ヶ月を1GBで過ごす!通信量を押さえるための6つのコツ
グレードの高いプランに入っていない限り、データ通信容量には限りがあります。できることなら通信量を抑えて、通信制限にならないようにしたいですよね。
そこでこちらでは、通信量を抑えるための6つのコツについて紹介します。
今すぐ実践できるものも多いので、ぜひ試してみてください。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ1】
動画視聴の画質を下げる
動画視聴の画質を下げると、データの使用量をグッと抑えられます。
画質によって、以下のようにデータ通信量を節約可能です。
- HD画質(1080p)……約30MB/分。1GBあたり約33分
- 高画質(720p)……約13.5MB/分。1GBあたり約75分
- 中画質(480p)……約6MB/分。1GBあたり約166分
- 標準画質(360p)……約4MB/分。1GBあたり約250分
- 低画質(240p)……約2MB/分。1GBあたり約500分
HD画質から低画質に変えるだけで、1分当たりの使用量を15分の1まで下げられます.
画質を変えるだけでかなり差が出るので、ついつい動画を見すぎてしまうという方は試してみてください。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ2】
Webブラウザアプリを、節約機能があるものにする
調べものやネットサーフィンなどで利用するWebブラウザアプリを、節約機能があるものに変更しましょう。
節約機能を使うと、Webページ内の画像読み込みにかかる容量をカットしたり、広告や動画を勝手に再生すことを防いだりしてくれます。
iPhoneはブラウザの数が少ないですが、OperaシリーズやFirefoxシリーズに、広告カット機能付きのブラウザが存在します。広告は画像が表示されることが多く、意外と容量を消費するので、カットするだけでも大きく変わりますよ。
Webページの閲覧はかなり容量を消費する要素なので、ブラウザを変更して節約してみてください。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ3】
アプリのバックグラウンド更新をWiFiだけにする
アプリのバックグラウンド更新を、WiFiだけにする方法です。
アプリの更新には数十MB以上がかかることも珍しくありません。たくさんアプリを入れている方だと、1ヶ月に100以上の更新を行うこともあるでしょう。
そうならないように、アプリの更新をWiFi接続時だけにしておきましょう。
するとデータ容量は減らないので、安心してアプリが更新できます。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ4】データセーブをオンにする
スマートフォンのデータセーブ機能をオンにする方法です。
データセーブとはアプリ内で行う通信をセーブしてくれる機能で、Android、iPhone共に用意されています。またアプリによっては、アプリ内の設定から変えられるので、容量が気になるアプリはセーブしましょう。
特にTwitterやInstagramなど、タイムラインに画像や動画がたくさん表示されるアプリは、積極的にセーブしてみてください。
データセーブをうまく使うと、かなりの節約につながります。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ5】モバイルデータ通信での利用を制限する(iPhone)
iPhone限定ですが、モバイルデータ通信での利用を制限する方法です。
「WiFiにつながっていないのに、ついつい動画を見てしまった」という経験をお持ちの方は少なくありません。通信容量のことを考えると非常にもったいないですよね。
モバイルデータ通信での利用を制限していれば、WiFi接続時以外にはアプリを利用できなくなります。
設定しておけば勘違いによる通信を防げるので、動画アプリなど通信量が大きいものは設定しておきましょう。
【1ヶ月を1GBで過ごすためのコツ6】Googleの同期機能を制御する(Android)
AndroidはGoogleの同期機能が頻繁に行われているので、オフにすると節約につながります。
AndroidにはGoogle ChromeやGmailなど、Googleに関するアプリがたくさんインストールされています。そのすべてがバックグラウンドで同期を行っているので、気づかぬうちにデータ通信を利用しているのです。
そこまで大きくはありませんが、必要な時以外の同期をオフにすると、通信量が抑えられます。
過剰プランに加入しているなら、通信費の見直しを!格安SIMとポケットWiFiがおすすめ
データ通信量を確認した結果「自分は過剰なプランに入りすぎている」と気づいた場合は、通信プランを変更して費用を見直しましょう。
通信費を抑えて、快適にインターネットを楽しむなら『格安SIM + ポケットWiFi』の組み合わせがおすすめです。
格安SIMで月間1GB~3GBほどの少ない容量を選択すると、月間1,000円~2,000円に抑えられます。ただしこのままだとすぐに通信制限にかかってしまうので、ポケットWiFiと組み合せるのです。
ポケットWiFiには数多くの種類がありますが、WiMAXなどの『データ無制限プラン』を使うと、かえって月額料金が高くついてしまいます。契約年数の縛りもあるので、好きな時に解約できないのもデメリットですね。
そこでおすすめなのが『FUJI WiFi』です。
FUJI WiFiは最低20GBから、自分の使いたい容量のプランを選択できます。料金も安く、20GBを選択すれば2,500円で利用可能です。容量無制限のポケットWiFiだと3,500円~4,000円ほどかかるので、かなり通信費を抑えられますよね。
さらに解約手数料がかからないので、いつ辞めても違約金はかかりません。トータルで見るとWiMAXなどの無制限プランよりもかなり安く済ませられます。
通信費を見直したい方は、ぜひ『格安SIM + ポケットWiFi』での利用を検討してみてください。