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WiMAXとWiMAX2+の違いとは何?比較結果と切り替え方法をわかりやすく解説!

「WiMAXとWiMAX2+って、何が違うの?」と疑問に思っている方に向けてこの記事を書きました。似た言葉なので、いまいち違いもわかりませんよね。

実は「WiMAX」は、2020年3月でサービスが終了します。そのあとどうしたらいいのか、WiMAX2+は何か、というところはしっかり理解しておきましょう。

そこで本記事では、「WiMAX」と「WiMAX2+」について、以下の点をご紹介します。

  • WiMAXってそもそも何?
  • WiMAXとWiMAX2+の違いは?
  • 通信速度や対応エリアは同じ?
  • WiMAXからWiMAX2+へのお得な切り替え方法は?

記事を読むと、上記のことを簡単に解決できますよ。ぜひ、ご覧くださいね。

WiMAXとはそもそも何?

WiMAXとは、そもそも何なのか、気になりますよね。簡単に言うと、次のようなものです。

<WiMAXとは>

  1. 無線通信規格の1つ
  2. 周波数が特有(2.4GHz)

それぞれのポイントについて、以下で説明していきますね。

【WiMAXとは?その1】無線通信規格の1つ

WiMAXとは、無線通信規格の1つです。

ポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)をネットにつなぐには、WiMAXを含み、以下4つの通信方式があります。(2019年11月時点)

<モバイルWiFiルーターの通信方式>

  1. WiMAX
  2. WiMAX2+
  3. 4G LTE
  4. AXGP

上記の回線を使うことで、スマホやPC、タブレットをネットに接続できます。

WiMAX回線を使うためには、専用のルーターも必要。世間的には、その「WiMAX対応のモバイルWiFi端末」を、WiMAXと呼ぶことも多いです。

ただし、本記事では通信規格の「WiMAX」について、解説していきますね。

【WiMAXとは?その2】周波数が特有(2.4GHz)

WiMAXは、周波数にも特徴があります。

周波数帯は、自由に選択できるわけではなく、各事業者や通信規格ごとに、国から割り当てられるもの。周波数が違うと、電波の届きやすさに差が出ます。

WiMAX回線の周波数帯は2.4GHz。特徴は、次のとおりです。

<WiMAXの周波数(2.4GHz)の特徴>

  • 4G LTEより障害物(地下・屋内など)に弱い
  • 家電の電波と干渉しやすい

周波数は高いほど障害物に弱くなります。そのため、2.4GHzのWiMAXは、700~900MHzのLTE回線より、電波が届きにくいのです。

また、家電で使う周波数と近いため、同時に使うと通信が途切れることもあります。

WiMAXからWiMAX2+って何が変わったの?

「WiMAX」と「WiMAX2+(ワイマックスツープラス)」は、別のものです。WiMAX2+とは、何なのでしょうか?

簡単に言うと、以下のような違いがあります。

<WiMAXからWiMAX2+へ変化した点>
通信規格 WiMAX
(通称:旧WiMAX)
WiMAX2+
新旧 古い通信規格 新しい通信規格
サービス時期 2020年終了予定 2019年時点のメイン回線
(2013年から提供開始)
周波数 2.4GHz 2.4GHz・5GHz
その他 TD-LTE回線との互換性あり

WiMAXは旧回線で、WiMAX2+は新回線というのが、大きな違い。2019年時点、メインで使われているのは、WiMAX2+回線です。

また、WiMAX2+では2.4GHzと5GHzの周波数を利用できます。これにより、高速通信が可能となりました。

通信速度については、本記事内でこの後解説いたします。TD-LTE回線との互換性があることも、旧WiMAX回線との違いです。

注意点として、通信規格ではなく、端末や料金プランを「WiMAX」と呼ぶこともあります。その場合は、単に「WiMAX」と言っても、「WiMAX2+」の端末やプランを指していることが多いです。

参考元:UQコミュニケーションズ|「WiMAX 2+」の提供開始について

WiMAXとWiMAX2+を比較!3つの違いを徹底解説!

WiMAXとWiMAX2+には、具体的に、次の3つの違いがあります。

  1. 通信速度
  2. 対応エリア
  3. 通信容量・速度制限

それぞれのポイントについて、以下で解説いたしますね。

【WiMAXとWiMAX2+の違い1】通信速度

旧WiMAXとWiMAX2+の最大の違いは、通信速度です。

それぞれの最大通信速度は、以下のとおり。下りはダウンロード、上りはアップロードの速度を示しています。

<旧WiMAXとWiMAX2+の通信速度の比較>
WiMAX
(旧WiMAX)
WiMAX2+
下り最大
通信速度
13.3Mbps 558Mbps
上り最大
通信速度
15.4Mbps 30Mbps

(2019年11月時点)

下り最大速度で比較すると、WiMAX2+は、旧WiMAXの40倍以上のスピード。

ただし、上記は理論上の最大速度です。使用する端末や状況により、実際に出る速度は異なります。

また、WiMAX2+の端末「W06」では、下り最大1.2Gbpsとなっていますが、これはLTE接続時の速度です。WiMAX2+の端末で4G LTE回線につなぐ、ハイスピードプラスエリアモードというオプションを利用します。

WiMAX2+回線の最大速度は、上の表のとおり、558Mbpsです。

参考元:Speed Wi-Fi NEXT W06: スペック
参考元:Wi-Fi WALKER WiMAX 2+: スペック

【WiMAXとWiMAX2+の違い2】対応エリア

WiMAX2+では、対応エリアも旧WiMAXより広がっています。

旧WiMAXの全国人口カバー率は90%。その旧WiMAXで対応できなかったエリアも、WiMAX2+ではカバーされています。たとえば、石垣島・宮古島など。

2013年の提供開始当初は、通信エリアが狭かったWiMAX2+ですが、2017年に基地局数が3万局を超えました。

利用予定地が、WiMAX2+の対応エリアかどうかは、以下のページで検索できますよ。

<WiMAX2+対応エリア検索>

参考元:UQコミュニケーションズ|WiMAX全国人口カバー率90%達成のお知らせ
参考元:UQコミュニケーションズ|WiMAX2+の屋外基地局数が30,000局を達成
参考元:WiMAX2+エリア対策の取り組み|WiMAXを超える人口カバー率

【WiMAXとWiMAX2+の違い3】通信容量・速度制限

旧WiMAXとWiMAX2+では、通信容量と速度制限が、大きく変わりました。変更内容は、以下のとおり。

<旧WiMAXとWiMAX2+の通信容量・速度制限の比較>
WiMAX
(旧WiMAX)
WiMAX2+
月間通信容量
(基本プラン)
無制限 7GB上限
(別途ギガ放題プランあり)
通信速度制限 なし
  • 月間容量7GB制限
  • 3日間10GB制限

(2019年11月時点)

旧WiMAXは、月間容量無制限が基本でした。

それと比べ、WiMAX2+の最安プランは、月間通信容量7GBです。月間無制限のギガ放題プランもありますが、7GBプランと比べると、当然月額料金は高くなります。

また、旧WiMAXには速度制限がありませんでした。WiMAX利用者が今より少なく、ネット回線が混雑しなかったからですね。

一方、WiMAX2+には、月間容量による速度制限と、3日間10GB制限があります。制限内容は、以下のとおり。

<WiMAX2+の通信速度制限>
速度制限の種類 3日で10GB制限 月間容量7GB制限
制限される条件 直近3日間の通信量が10GBを超えた場合 月間通信容量が上限の7GBを超えた場合
制限期間 18時頃~翌日2時頃 月末まで
制限後の通信速度 最大1Mbps 最大128kpbs

それぞれ、上限を超えた場合に、月末または翌日まで通信速度が遅くなる制限です。なお、月間無制限のギガ放題プランでも、3日間10GB制限にはかかります。

WiMAX2+の速度制限について気になる方は、以下のページも合わせてご覧ください。

関連記事:WiMAXの速度制限がツラい!急に遅くなる症状に対処方法はあるの?
関連記事:WiMAXの3日間10GB制限は気にする必要ない?通信速度制限の内容を解説

旧WiMAXは2020年3月に終了!WiMAX2+への切り替え・移行の方法と注意点

旧WiMAXの回線サービスは、2020年3月31日に終了します。旧WiMAX用の端末は、WiMAX2+回線を使えないため、サービス終了までにWiMAX2+へ切り替えなければなりません。

※WiMAX2+に非対応の機種は、UQコミュニケーションズのホームページで確認ができます。

切り替え方としては、次の2つの方法があります。

<WiMAXからWiMAX2+への切り替え方法>

  1. 現在利用中のプロバイダで機種変更
  2. 解約して他社のプロバイダへ乗り換え

結論から言うと、機種変更よりも乗り換え(解約&新規契約)の方がおすすめです。その理由と、切り替え時の注意点は以下のとおり。

<WiMAXからWiMAX2+へ乗り換えのポイント>
おすすめの理由
  • 月額料金の割引
  • キャッシュバック・キャンペーン
注意点
  • 解約のタイミング・違約金
  • 端末代金

それぞれのポイントについて、以下で解説していきますね。

なお、旧WiMAXはすでに新規受付を終了しています。これから契約する場合は、自動的にWiMAX2+対応の機種となるので、ご安心ください。

参考元:UQコミュニケーションズ|旧WiMAXサービスの提供終了に伴うWiMAX 2+機器への機種変更のお願い

【旧WiMAXからWiMAX2+へ切り替え時のポイント1】月額料金の割引

機種変更と乗り換え(新規契約)では、月額料金が異なる場合があります。たとえば、GMOとくとくBBの月額料金は、以下のとおり。

<GMOとくとくBBの月額料金比較>
期間 機種変更
月額料金
新規契約
月額料金
1~3か月目 4,263円 3,609円
4か月目以降 4,263円 4,263円

(2019年11月時点)

新規契約の場合のみ、最初の3ヶ月間、割引されています。このように、新規契約時のみ割引されているケースは珍しくありません。

参考元:GMOとくとくBB|料金プラン
参考元:GMOとくとくBB|機種変更ご利用料金

【旧WiMAXからWiMAX2+へ切り替え時のポイント2】キャッシュバック・キャンペーン

機種変更か乗り換えかを決める際には、キャッシュバックやキャンペーンの有無も重要。下記は、GMOとくとくBBのキャンペーン内容の比較です。

<GMOとくとくBBのキャッシュバック比較>
機種変更 新規契約
0円 31,000円
キャッシュバック

(2019年11月時点)

新規契約時には3万円以上のキャッシュバックがあります。一方、機種変更時には何もありません。新規契約や乗り換えの場合のみ、キャンペーンを行うプロバイダは多いですね。

参考元:GMOとくとくBB|特典詳細

【旧WiMAXからWiMAX2+へ切り替え時のポイント3】解約のタイミング・違約金の有無

前述の「月額料金」と「キャッシュバック」で、乗り換えの方がお得なことがわかりました。ですが、解約のタイミングには注意が必要です。

なぜなら、他社へ乗り換える際は、解約違約金がかかるため。おすすめは、以下2つのタイミングです。

<WiMAXからWiMAX2+への乗り換えのタイミング>

  1. 契約更新月
  2. 2020年3月のサービス終了時

契約更新月

以下は、Broad WiMAXと、GMOとくとくBBの解約違約金です。

<Broad WiMAX・GMOとくとくBBの解約違約金>
解約時期 解約違約金
Broad WiMAX GMOとくとくBB
機種変更 新規契約(解約) 機種変更 新規契約(解約)
0~12か月 変更不可 19,000円 変更不可 24,800円
13~24か月 0円(20か月以降) 14,000円 0円(20か月以降) 24,800円
25か月以降 0円 9,500円 0円 9,500円
契約更新月 0円 0円 0円 0円

(2019年11月時点)

上記のとおり、同じプロバイダへの機種変更では違約金がかかりません。しかし、解約する場合は、違約金がかかります。

乗り換える場合は、契約更新月に解約することがポイントです。

2020年3月のサービス終了時

旧WiMAXのサービス終了まで端末を使い続けると、自動的に契約終了となり、違約金がかからない場合もあります。切り替えを急いでなければ、それを利用するのも、選択肢の1つですね。

サービス終了時点でWiMAXサービスにご加入中のお客さまは契約解除となりますが、契約解除料は発生いたしません。

引用元:UQコミュニケーションズ|旧WiMAXサービスの提供終了に伴うWiMAX 2+機器への機種変更のお願い

【旧WiMAXからWiMAX2+へ切り替え時のポイント4】端末代金

機種変更・乗り換えの際には、端末代金がかかるかどうかも確認しましょう。代表的な3社の場合、端末代金は以下のようになっています。

<端末代金の比較>
プロバイダ 機種変更時
端末代金
新規契約時
端末代金
UQ WiMAX
  • 旧WiMAXからWiMAX2+への変更:0円
  • その他の機種変更:15,000円
15,000円
Broad WiMAX 無料 無料
GMOとくとくBB 無料 無料

(2019年11月時点)

Broad WiMAXとGMOとくとくBBは、機種変更時も新規契約時も、端末代金は無料。

それと比べ、UQ WiMAXは変則的です。旧WiMAXからWiMAX2+への変更時のみ、端末代金が無料になります。

それ以外の機種変更時には、15,000円の端末代がかかるので、間違えないようにご注意くださいね。

参考元:UQ WiMAX|機種変更(WiMAX → WiMAX 2+)
参考元:UQ WiMAX|機種変更(WiMAX 2+ → WiMAX 2+)
参考元:Broad WiMAX|カンタン機種変更
参考元:GMOとくとくBB|機種変更

なお、機種変更時の注意点をもっと詳しく知りたい方は、以下のページを合わせてご覧ください。

関連記事:WiMAXの機種変更は損?新規契約を考えるべき理由と比較ポイント