海外旅行へ行くときに気になるのが、ネットの利用環境について。WiFi事情は各国で違うため、こんな疑問はありませんか?
「台湾でネット接続するにはどうするべき?」
「ポケットWiFiは必要?どこで借りるの?」
そこで本記事では、台湾で使うWiFiについて、以下の点をご紹介します。
- 台湾でフリーWiFiは使える?
- 台湾に持っていくポケットWiFiの選び方や注意点は?
- 台湾で使えるポケットWiFiのおすすめはどれ?
記事を読むと、上記の内容を簡単に解決できますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
台湾のWiFi事情
台湾でネットに接続したい場合、WiFiの使いやすさなどが気になりますよね。そこで、台湾のWiFi事情をご紹介します。ポイントは次の2つ。
- 台北市内はフリーWiFiあり!事前申請するのがオススメ
- 移動しながら使うならポケットWiFi!安定性・利便性ともに良し
それぞれのポイントについて、以下で説明していきますね。
【台湾のWiFi事情1】台北市内はフリーWiFiあり!事前申請するのがオススメ
台湾には、公共機関が提供しているフリーWiFiがあります。たとえば、台湾政府提供の「iTaiwan(アイタイワン)」や、台北市提供の「Taipei Free(タイペイフリー)」など。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
<フリーWiFi「iTaiwan」と「Taipei Free」の概要> | ||
---|---|---|
WiFi名 | iTaiwan | Taipei Free |
提供機関 | 台湾政府 | 台北市 |
使える地域 | 台湾全域 | 台北市内 |
使いやすさ | × | △ |
利用料金 | 無料 | 無料 |
利用申請 | 必要 | 必要 (iTaiwan登録済なら申請不要) |
備考 | 事前申請可 | 以下いずれか必要 ・iTaiwan ID ・台湾の携帯番号 |
iTaiwanは利用できる場所が施設内(銀行等)に限られているため、旅行中に使いやすいとは言えません。
ただし、Taipei Freeを使うために、iTaiwanの登録も必要となります。それについては、以下でお伝えいたしますね。
「iTaiwan」と「Taipei Free」の利用申請方法
iTaiwanとTaipei Freeは、いずれも利用申請が必須です。
なお、Taipei Freeの登録には、iTaiwanのIDまたは台湾の携帯番号が必要。そのため、先にiTaiwanの登録をした方が良いでしょう。
iTaiwanの利用申請方法は次の2通り。
<iTaiwanの利用申請パターン> | ||
---|---|---|
申請方法 | 申請場所 | 必要なもの |
ネット申請 | どこでも可能 (日本から事前申請可) |
以下項目の入力 ・国籍 ・生年月日 ・パスポート番号 |
現地手続き | 現地インフォメーションセンター | パスポートの持参 |
ネットで登録できるので、日本にいる間に事前申請しておくとスムーズですね。
「iTaiwan」と「Taipei Free」の接続方法
iTaiwanの利用申請後は、現地でフリーWiFiを利用可能です。
iTaiwanに接続可能な場所で、WiFi設定に表示される「iTaiwan」を選択しましょう。初回接続時に、国籍・パスポート番号を入力すると、使えるようになります。
また、iTaiwanのIDを取得しておくと、Taipei Freeの無料WiFiにも接続可能です。WiFi設定で「TPE-Free」や「TPE-Free_CHT」を選択すると、使えます。
【台湾のWiFi事情2】移動しながら使うならポケットWiFi!安定性・利便性ともに良し
台湾で移動しながらネットを使うなら、ポケットWiFiがオススメです。前述したフリーWiFiもありますが、旅行中に使うには、やはり不便な点があるため。
<台湾のフリーWiFiの不便な点>
- フリーWiFiのある場所を探さなければならない
- Wi-Fiスポットから離れると通信が切断する
- 通信速度が遅い
フリーWiFiにつなげる場所は限られているので、WiFiスポットを探さなくてはなりません。また、複数の人が接続するため、場所や時間帯によっては回線が混雑し、遅くなります。
そのため、台湾でネットを使う場合は、ポケットWiFiをレンタルすると便利。
<台湾でポケットWiFiを使うメリット>
- 移動しながら使える
- フリーWiFiスポットを探す手間や時間を省ける
- フリーWiFiよりも通信速度が速い
- セキュリティ面でも安心
ポケットWiFiは、移動しながら使えるのが大きなメリット。
旅行中は動き回るので、場所が変わっても通信が途切れないのは重要ですね。フリーWiFiを探す必要がないため、観光に時間を割けるのも嬉しいポイント。
また、フリーWiFiとは違い、セキュリティも安心です。海外では特に、安全面に気をつけたいですよね。
フリーWiFiとポケットWiFiのセキュリティについては、以下のページで詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:【危険!】ポケットWiFiはセキュリティ対策すべき!設定と強化方法を解説
台湾で利用するポケットWiFiの選び方
台湾で使うポケットWiFiの選び方を紹介していきます。ポイントは次の3つ。
- データ容量・料金
- 受取・返却の場所や方法
- 補償内容
それぞれのポイントについて、以下で見ていきましょう。
【台湾で使うポケットWiFiの選び方1】データ容量・料金
台湾で使うポケットWiFiを選ぶ際に、まずポイントとなるのが料金。レンタルの基本料金の他、手数料やオプション料金がかかる場合もあります。
価格は各社で異なるため、比較して検討しましょう。また、使えるデータ容量によっても金額は異なります。
1GBでできることの目安は、以下のとおり。
<1GBでできることの目安> | ||
---|---|---|
利用目的 | 1回あたりの通信容量 | 1GBでできる回数・時間 |
Webサイト閲覧 | 約800KB | 約1,250回 |
Instagram閲覧 | 約10MB/分 | 約1時間40分 |
Googleマップ検索 | 約7.5MB/分 | 約2時間13分 |
Eメール送信 | 約2.5MB/通 | 約400通 |
LINEメッセージ | 約40KB/通 | 約25,000通 |
LINE音声通話 | 約1MB/分 | 約16時間40分 |
YouTube動画視聴 (HD 1080p) |
約30MB/分 | 約33分 |
1GBだと、Web閲覧には問題ありませんが、動画視聴はあまり長時間できません。台湾滞在中の通信量がどの程度になりそうか、考えてみましょう。
また、普段使っている容量の確認方法は、以下のページで詳しく解説しています。気になる方は、参考にしてみてくださいね。
関連記事:1GBでできることはどれくらい?動画はみられる?使用量の確認方法も解説!!
【台湾で使うポケットWiFiの選び方2】受取・返却の場所や方法
台湾で使うポケットWiFiを選ぶときには、受取・返却の場所や方法にも注目しましょう。
主な方法は、次の3つです。
<台湾で使うポケットWiFiの受取・返却場所>
- 自宅で宅配便受取・郵便等で返却
- 空港で受取・返却
- 現地で受取・返却
受取・返却のしかたを選ぶポイントは、利便性と料金。それぞれの方法で、送料や手数料の金額が異なる場合があります。
また、事前に受け取っておきたい人は、自宅への宅配が便利ですね。逆に、旅行後に発送手続きをするのが面倒な場合は、空港や現地で返却できるとスムーズでしょう。
【台湾で使うポケットWiFiの選び方3】補償内容
台湾でポケットWiFiを利用する際は、補償サービスも重要なポイント。なぜなら、海外ではポケットWiFiの紛失・盗難も少なくないためです。
各社では、海外向けのレンタルWiFi特有の補償を行っています。補償料金はレンタル会社により異なり、数百円から。オプションになっていることが多く、補償加入は必須ではありません。
ただし、もし盗難や紛失があった場合、機種代を弁償する必要があります。補償に入っていないと、自己負担になるのです。
端末によっては数万円かかるため、補償はつけておいた方が無難でしょう。
台湾でポケットWiFiを使うときの注意事項
台湾でポケットWiFiを使うときには、注意事項があります。気をつけるべき点は、次の2つ。
- ポケットWiFiは機内持ち込みする
- スマホのデータローミングはオフにする
それぞれのポイントについて、以下で解説していきますね。
【台湾でポケットWiFiを使うときの注意点1】ポケットWiFiは機内持ち込みする
自宅や空港でポケットWiFiを受け取った場合、「飛行機に持ち込むべきか、受託荷物として預けるか」という問題がありますよね。
飛行機に乗る際、ポケットWiFiは機内へ持ち込みしましょう。その理由は、次の3つ。
<ポケットWiFiを機内持ち込みにする理由>
- 預け入れ可能かどうかは各航空会社による
- 預け入れすると衝撃による破損が心配
- 預けた荷物がなくなる可能性がある
預け入れ可能かどうかは各航空会社による
まず「ポケットWiFiを、持ち込みや預け入れできるかどうか」が重要ですね。
結論から言うと、機内持ち込みは可能です。逆に、預け入れできるかどうかは、各航空会社へ確認する必要があります。
基本的に、リチウムイオン電池は、預け入れが不可で、機内持ち込みは可能です(条件あり)。リチウム電池に該当する物は、たとえばモバイルバッテリーなど。
ポケットWiFiは、リチウムイオン電池には該当しません。それでも、預け入れする場合は、念の為、航空会社へ確認する方が良いでしょう。
ポケットWiFiの機内持ち込みについて、詳しく知りたい方は、以下のページも合わせてご覧ください。
関連記事:ポケットWiFiは機内持ち込みできる?飛行機でネットは使えるの?
預け入れすると衝撃による破損が心配
手荷物として預け入れした場合、衝撃等によりポケットWiFiが破損する可能性もあります。そのため、特別な事情がない限り、機内持ち込みにした方が安全ですね。
また、ポケットWiFiのレンタル会社でも、機内持ち込みを推奨しています。
預けた荷物がなくなる可能性がある
ポケットWiFiを預け入れした場合、預けた荷物ごとなくなる(ロストバゲージ)という可能もあります。
そうなると、ポケットWiFiを使えません。ネット上での手続きや検索をするにも、フリーWiFiを探すことになります。
万が一に備えて、機内持ち込みにした方が安心できますね。
【台湾でポケットWiFiを使うときの注意点2】スマホのデータローミングはオフにする
台湾でポケットWiFiを使うときには、スマホのデータローミングをオフにすることもポイントです。
データローミングとは、普段利用している回線が使えない時に、他の回線を使うサービスのこと。便利ですが、データローミングで接続すると、スマホの利用料金が高額になる場合があります。
自分でネット接続していなくても、ソフトのアップデート等で通信が始まることもあるので、要注意。ポケットWiFiがあれば、データローミングの必要はないので、自動接続は避けたいところ。
高額請求を防ぐためには、スマホのデータローミングを、事前にオフにしておきましょう。iPhone・Androidともに、端末の設定でオフにできます。
台湾で使えるレンタルポケットWiFiおすすめ3選
台湾で使えるレンタルのポケットWiFiは、どれを選べば良いのか気になりますよね。そこで、おすすめのポケットWiFi3選をご紹介します。
<台湾で使えるレンタルポケットWiFiのおすすめ3選>
- FUJI Wifi
- グローバルWiFi
- イモトのWiFi
それぞれのポケットWiFiについて、特徴を見ていきましょう。
【台湾で使えるレンタルポケットWiFiのおすすめ1】FUJI Wifi
<FUJI Wifi の月額利用料金> | ||
---|---|---|
料金プラン | データ容量/月 | 月額料金 |
快適!クラウドプラン | 無制限 | 3,980円/月 |
100ギガクラウドプラン | 100GB/月 | 3,480円/月 |
<FUJI Wifi の海外利用料金> | |
---|---|
データ容量/日 | 料金/日 |
500MB/日 | 980円/日 |
<FUJI Wifi の海外利用概要> | |
---|---|
補償 | ・サポートPremium【落下・水没・紛失・盗難】(400円/月額) ・安心サポート【落下・水没のみ】(250円/月額) |
備考 | ・海外利用の手続き不要 ・月額契約中の端末を持って行くだけ |
FUJI Wifiの特徴
- 海外利用の手続き不要(契約中の端末を持って行くだけ)
- 海外利用の料金プランは1種類のみ
- 1日980円から海外利用が可能(使った日だけ料金加算)
- 海外補償料金が月額なので、何日も滞在するなら割安
FUJI Wifiがおすすめな人
- 普段使っているポケットWiFiをそのまま持っていきたい人
- 海外では容量無制限にする必要がない人
- 補償サポートを安くつけたい人
【台湾で使えるレンタルポケットWiFiのおすすめ2】グローバルWiFi
<グローバルWiFi の海外利用料金(台湾・1か国)> | ||
---|---|---|
料金プラン | データ容量/日 | 料金/日 |
4G高速 | 300MB/日 | 970円/日 |
4G高速 大容量 |
600MB/日 | 1,170円/日 |
4G高速 超大容量 |
1.1GB/日 | 1,370円/日 |
4G高速 容量無制限 |
無制限 | 1,870円/日 |
<グローバルWiFi の海外利用概要> | |
---|---|
空港受取手数料 | 500円 |
宅配受取手数料 | 500円 |
宅配事前受取手数料 (出発2~5日前) |
1,000円/日 ・出発3日前:2,000円 ・出発2日前:1,000円 |
宅配返却送料 | 利用者負担 |
現地受取手数料 | 500円 |
補償 | <紛失・盗難・破損の補償> ・安心補償パックMAX【100%免除+携行品・死亡保険等】(500円/日) ・安心補償パック フル【100%免除】(300円/日) ・安心補償パック ミニ【80%免除】(200円/日) |
受取可能な空港 | 国内18空港 (羽田・成田・関西国際・中部国際・伊丹・新千歳・新潟・福岡・那覇・その他) |
現地受取可能な場所 (台湾) |
・台湾桃園国際空港(受取・返却) ・台北松山国際空港(受取・返却) ・台北市内のみホテル宅配可 |
グローバルWiFiの特徴
- 料金プラン・データ容量の選択肢が多い
- 少ないデータ容量なら1日970円からレンタル可能
- 国内18空港で受取可能
- 現地でも受取可能
グローバルWiFiがおすすめな人
- 自宅付近の空港で受取りたい人
- 現地で受取りたい人
- 海外で無制限に使いたい人
- 少ないデータ容量で安く使いたい人
【台湾で使えるレンタルポケットWiFiのおすすめ3】イモトのWiFi
<イモトのWiFi の海外利用料金(台湾・1か国)> | ||
---|---|---|
料金プラン | データ容量/日 | 料金/日 |
4G/LTE 大容量 |
500MB/日 | キャンペーン価格:540円/日 (通常:1,080円/日) |
4G/LTE ギガ |
1GB/日 | キャンペーン価格:790円/日 (通常:1,580円/日) |
4G/LTE 無制限 |
無制限 | キャンペーン価格:1,040円/日 (通常:2,080円/日) |
4G/LTE 30日 |
500MB/日 | 19,500円/30日 (キャンペーンなし) |
※上記キャンペーン価格は2020年1月31日(金)16:00まで
<イモトのWiFi の海外利用概要> | |
---|---|
空港受取手数料 | キャンペーン価格:無料 (通常:500円) |
宅配受取手数料 | キャンペーン価格:無料 (通常:500円) |
宅配事前受取手数料 | 450円/日/台 |
宅配返却送料 | 利用者負担 |
東京本社受取手数料 | 0円 |
補償 | <紛失・盗難・破損の補償> ・あんしんパックプラス【100%免除+携行品・旅行保険等】(500円/日) ・あんしんパックフル【100%免除】(300円/日) ・あんしんパック【80%免除】(200円/日) |
受取可能な空港 | 羽田・成田・関西国際・中部国際・新千歳・福岡 |
利用可能な都市 (台湾) |
台北・高雄・台中・新竹・台南・桃園・松山・中歴・麦寮 |
※上記キャンペーン価格は2020年1月31日(金)16:00まで
イモトのWiFiの特徴
- 料金プラン・データ容量の選択肢が多い
- 30日間レンタルのプランあり
- 期間限定のキャンペーン価格がお得(2020年1月31日まで)
イモトのWiFiがおすすめな人
- 海外で無制限に使いたい人
- 長期間使いたい人
- キャンペーン価格で安く使いたい人