SIMフリーのポケットWiFiについて以下のような悩みを抱えていませんか?
「 SIM フリーのポケット WiFi に興味があるんだけどどんな仕組みかわからない」
「利用を検討しているけど後悔したくない。実際どんな感じなの?」
「利用方法がわからない。簡単に教えて欲しい」
SIM フリーのポケット WiFi を使えば月額料金を抑えられ、多種多様なプランの中から自分の目的にあったプランを選択できます。 ただ当然、気をつけておくべきポイントもあるのが現状です。
普通のポケットwifiを利用しておけばよかった~って後悔したくないですよね。そこで今回は、 SIM フリーのポケット WiFi について徹底的に解説します。
- SIM フリーのポケットWi-Fiとは
- メリットデメリット
- SIM フリーのポケットWi-Fiはどんな人におすすめなのか
- 使い方について解説
- どのようにして端末を選べばいいか
- おすすめのWi-Fi端末
この記事を読んでもらえば、自分がSIMフリーのポケットWiFiを利用するべきかどうかが分かります。利用方法の解説もしているので、利用する場合どういう手順で進めていけばいいのかも分かりますよ。
サクッと読めるように簡単にまとめているので、是非参考にしてみてください!
Contents
SIMフリーのポケットWiFiとは?
SIMフリーのポケットWiFiとは、使用できるSIMに制限がないポケットWiFiのことです。一般的には「格安SIM」を使ったポケットWiFiを言います。
SIMフリーのポケットWiFiについて理解するには、まずSIMについて理解しておく必要があります。
SIMとは、ネットを利用するため必要なカードのこと。SIMを購入することで通信会社と契約が完了しネットが使えるようになります。
今まではSIMとWiFi端末の組み合わせは固定されていました。たとえば、WiMAXが提供する端末に、Y!mobileのSIMは使えません。
この組み合わせの制限がない端末が「SIMフリーのポケットWiFi」です。
いいかえると、SIMフリーのポケットWiFiとはSIMロックのかかっていないポケットWiFiとも言えますね。
SIMフリーのポケットWiFiを使う3つのメリット
SIMフリーのポケットWiFiを使うと3つのメリットが得られます。
- 月額料金が安い
- 契約の縛りなし
- プランの選択肢が多い
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.月額料金が安い
SIMフリーのポケットWiFiを使うと通信にかかる月額料金をかなり抑えられます。なぜなら、格安SIMの利用が可能になるからです。
ポケットWiFiにかかる通信費用は、利用するSIMによって決まります。格安SIMは安いところだと1000円台から。大手と比べて、同じ容量を1/2程度で使えます。かなり安いですよね。
注意点としては、SIMフリーのポケットWiFiの場合、端末を自分で用意しなければなりません。メーカーによって値段は様々ですが、24回(2年)分割で計算すると1月500円から1,000円の間に収まることがほとんど。
端末代を踏まえても格安SIMを利用した方が月額料金を抑えられます。
なので、端末代を考えても月額料金の面では格安SIMの方が有利です。SIMフリーのポケットWiFiを選ぶ最大のメリットともいえるでしょう。
2.契約の縛りなし
SIMフリーのポケットWiFiを使えば、契約期間に縛られず変更が可能。
なぜなら、データ通信用の格安SIMは違約金や解約金を請求しないのです。
大手でポケットWiFiを契約すると、大抵2年~3年の契約期間が発生します。違約金はどこも約1万円から2万円。無視できる金額ではないですよね。
さらに厄介なのが、大手通信会社の契約は、指定された解約月の間に手続きをしないといけいこと。解約月は大体1ヶ月から2ヶ月程度。期間が過ぎたら契約が更新され、また2~3年は変更できなくなります。
一方で、格安SIMは違約金や解約金を請求しないので契約内容が自分と合っていないなと感じればいつでも辞められます。
3.プランの選択肢が多い
どんなSIMでも扱えるということは、言い換えると、各会社が提供する様々なプランから自分の気に入ったプランを自由に選択できるということです。
つまりSIMの数だけプランがあるので、自分の納得のいく契約をさがせます。
大手だと、会社の数がそこまで多くないので選べるプランの数が限られてきます。たとえば、簡単なメッセージのやり取り程度にしか使わないのに、容量の多いプランを使っていませんか?
仕方なく必要以上のプランを選択している場合、格安SIMを利用することで自分に適したプランが見つかるかもしれません。
また、プランの幅は国内にとどまらず、海外のSIMにも対応しています。
このように自分のニーズに合った選択を行いやすいのがSIMフリーのポケットWiFiです。
SIMフリーのポケットWiFiを使う3つのデメリット
上記ではSIMフリーのポケットWiFiについてメリットを紹介しました。しかし当然ながらデメリットもあります。メリットばかりに着目してデメリットを見ていないと、後悔してしまいますよ。
SIMフリーのポケットWiFiを使うデメリットは以下の3つです。
- 通信速度が遅い
- サポートが受けられない
- 無制限プランは快適さに欠ける
以下で詳細を解説しますね。
1.通信速度が遅い
SIMフリーのポケットWiFiでインターネット通信を行うと、通信速度が遅いのがデメリット。
格安SIMの回線は、docomoなどキャリア回線の一部を借りています。そのため、3キャリアの利用者が多い時間帯は回線が圧迫されてしまうのです。大手キャリアの利用者に回線は優先的されるようになってるんですね。
また、格安SIMを提供する会社が借りている回線の割合が少なければ、対応力は落ちます。
SIMフリーのポケットWiFiを利用するなら、事前に口コミなどで格安SIMの通信速度を調べておきましょう。
2.すべて自己責任・サポートが受けられない
SIMフリーのポケットWiFiを利用するなら、何かトラブルが起きても自分で解決しなくてはいけません。第三者のサポートを期待するのは難しいでしょう。
理由は簡単で、SIMを提供する会社と端末を提供する会社が異なるからです。
例えばUQが提供するWiMAXを利用すれば、分からないことがあれば代理店の店員に聞く、問合わせるなどで何かしらの解決策を提示されるはず。しかし、SIMフリーのポケットWiFiは、自分が任意のSIMを選んで任意の端末を利用しているので、サポートしてくれる人はいません。
もちろん、SIM単体、端末単体で問題があればそれぞれの会社が対応してくれるでしょう。しかし、設定やネットへの接続は自分で行う必要があります。もしSIMと端末の組み合わせを間違った場合は、自分の責任です。
3.無制限プランが快適に使えない
SIMフリーのポケットWiFiは無制限プランが快適に使えません。格安SIMも無制限プランはありますが、制限が厳しかったり通信速度が異常に遅かったりします。
たとえば格安SIMの提供する無制限プランは3日で6GBの制限であったり、1日あたりの上限を設けていたりします。引っかかって低速になるとウェブページの表示すら困難になることも。
無制限プラン目当てならば、大手のポケットWiFiを利用した方が良いでしょう。短期間での上限があっても、格安SIMのものより緩めです。また、制限がかかってる期間中でもLINEはでき、YouTubeも画質を落とせば視聴可能な程度ですみます。
SIMフリーのポケットWiFiはこんな人におすすめ
では、上記を踏まえたうえで、いったいどういった人がSIMフリーのポケットWiFiを利用するべきなのでしょうか?
以下に当てはまる人は、利用しても問題ないですね。
- データの使用量が少ない人
- 通信速度が若干遅くても問題ない人
- ある程度自分で問題解決できる人
もう少し具体的に解説していきます。
1.データ使用量が少ない人
SIMフリーのポケットWiFiはデータの使用量が少ない人なら利用した方がいいでしょう。
理由は上記で述べたとおり、格安SIMの無制限プランはあまり実用的ではないからです。無制限プランは通信速度が遅かったり制限が厳しかったりするのでおすすめしません。
逆に、使用頻度は少ないから容量は気にしないならば、SIMフリーのポケットWiFiがぴったりです。選択肢は豊富にあるので、自分にちょうど良い容量のプランを選ぶといいですね。
2.通信速度がそこまで必要でない人
SIMフリーのポケットWiFiは、通信速度をそこまで求めていない人に向いています。
格安SIMは、大手に比べて通信速度が劣るので、動画やゲームを中心に楽しみたい人には合いません。メールやLINEなどのメッセージのやり取りが中心ならば、検討する価値はあるでしょう。
格安SIMとまとめて話しましたが、通信速度は会社によって大きく異なります。現に、格安SIMを満足に利用している方も多いですし、利用者は増加傾向にあります。混み合う時間帯は決まってくるので、工夫次第で問題なく利用できる方も多いでしょう。
ただ、通信速度が遅くて不便という声があるのは事実。自分が利用したい会社の通信速度は事前に調べておいた方が良いでしょう。
3.ある程度自分で問題解決できる人
SIMフリーのポケットWiFiを利用するなら、ある程度自分で調べて自分で問題解決できる人でないと厳しいでしょう。
格安SIMを自分で購入する場合、何か問題が発生した時のサポートが手薄いです。特に、接続のための設定につまづくかたも少なくありません。SIMカードやWiFi端末などをある程度理解しておく必要があります。
WiMAXやY!mobileなどの会社を利用すれば、難しい設定は必要ありません。端末とSIMを両方提供してもらえます。
このように、自分で購入から設定までできないと使うのはおすすめできません。
【補足】海外でポケットWiFiを利用したい人
海外でポケットWiFiを利用したい方もSIMフリーのポケットWiFiをおすすめします。ポケットWiFiのレンタルに比べて、現地で使えるSIMは安いからです。
海外によく行く方は、臨機応変に対応できるようにSIMフリーのポケットWiFiを持っておくのはオススメですね。
SIMフリーのポケットWiFiの使い方を徹底解説
では次に、SIMフリーのポケットWiFiはどのようにして利用するか、手順を4つに分けて解説します。
- 事前準備
- SIMの購入
- 端末の購入
- 設定
1.事前準備
SIMフリーのポケットWiFiを快適に利用するためには、機器やSIMを購入する前に2点考えておきましょう。
- 自分の利用したい環境
- 使用したい容量
具体的に解説します。
使用環境を考える
利用したい環境が都会なのか田舎なのかを考えましょう。場所によりどの回線が合うかが異なります。自宅以外に持ち運ぶ方は特に重要です。
都会であれば選択肢は多いですが、田舎に行くと回線によっては入りにくくなります。自分が利用する環境にあった、回線を契約しましょう。
各回線の対応エリアの広さはこちらの記事でさらに詳しく触れています。
ポケットwifiは対応エリアの確認が必須!確認方法とおすすめを解説
使用容量を考える
使用容量によって、最適なSIMは変わります。ポケットWiFiでどんな使い方をしたいか考えてみましょう。
動画を見るタイプなら、50GBなど、少々多めの容量で契約した方がいいです。対して、ネットはほぼ使わないタイプであれば5GB程度で問題ないかもしれません。
契約の変更が行いやすいのがSIMフリーのポケットWiFiのいいところです。自分がどのくらい利用するのかイメージがつかない場合は、利用しながらプラン変更をおこなってもいいでしょう。
使用用途別にどれくらいデータを使うか詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
1GBでできることはどれくらい?動画はみられる?使用量の確認方法も解説!!
2.SIMの購入
事前準備が完了したらSIMの購入を行います。ポケットWiFiより先にSIMを先に購入した方が、端末に左右されずプランを選べるのでおすすめです。
SIMを購入する際に3つほど注意しておく点があります。
- SIMの規格
- 決済方法
- 対応する周波数
SIMの規格
SIMは以下3種類のに規格にわかれています。
- ナノSIM
- マイクロSIM
- 標準SIM
SIMを購入した後WiFi端末を購入しますが、端末ごとに利用できるSIMの規格が決まっています。規格が違えばポケットWiFiの利用はできません。どの規格のSIMであるかしましょう。
決済方法
格安SIMの購入には、多くの場合クレジットカードが必要です。特にクレジットカードを持っていない方は購入方法を検討する必要があります。
周波数
SIMごとに利用できる電波の周波数は違います。周波数はGHzという単位で記載されているので情報を探しましょう。今後の端末選びで必要な情報になります。
2.SIMフリー端末の購入
SIMの購入手続きが終了したら、次にSIMフリー端末の購入を行いましょう。端末はAmazonなどで購入可能です。
SIMフリー端末を購入する場合は、SIMの規格やSIMの周波数に対応したものを選ぶ必要があります。例えば購入したSIMがマイクロSIMなのに、標準SIMにしか対応していない端末であれば、そもそもSIMを挿入できません。
このようにSIMフリー端末はSIMとの相性を考える必要があります。SIMフリー端末の選び方は、おすすめの端末の情報と合わせて後述しますね。
3.設定
SIMとSIMフリーのポケットWiFiを入手したら、ネットを利用するための設定を行っていきます。設定方法は、利用する端末ごとに異なるためご自身で、ホームページ等を確認してください。
購入した端末によっては設定を自動で行なってくれたり、専用アプリがスマホにてリリースされていたりします。もし設定に自信がなければ自分でもできそうな端末を選ぶと良いでしょう。
設定が終了すればポケットWiFiを利用できるようになります。
SIMフリーのポケットWiFiを選ぶ3つのポイント
ここからはSIMフリーのポケットWiFiをどのようにして選べば良いのか、3つのポイントに分けて解説します。解説する項目は以下の通りです。
- 利用するSIM対応しているかどうか
- 通信速度はどのくらい?
- バッテリーの持ち
それぞれ解説していきますね。
1.利用するSIMが対応しているか
SIMフリーのポケットWiFiを購入する際、まず最初に確認しなくてはいけないのは「利用するSIMと端末が対応しているか」です。
せっかくSIMを買ったのに、利用できない端末であれば当然ネットも利用できません。自分が利用するSIMにあった端末を選びましょう。
2.通信速度はどのくらい?
SIMフリーのポケットWiFiをなるべく快適に利用したいのであれば、通信速度を気にして選んだ方が良いです。
実は、通信速度はWiFi端末のスペックによっても大きく変わります。できるだけスペックの高い端末を選んだ方が通信速度は早いです。
数字が大きいほど通信速度は早くなります。特に、メッセージや動画を受信する「下り」の数字が大きいものをおすすめします。概ね、利用目的別に必要な速度は以下のとおりです。
利用内容 | 必要速度 |
Webサイト(テキスト)の閲覧 | 0.5~2Mbps |
Webサイト(画像・写真)の閲覧 | 1~3Mbps |
メール・LINE(テキスト) | ~1Mbps |
YouTubeの視聴 | 〜5Mbps |
ただし、通信速度が速い端末は自然と値段も高くなります。自分の予算と相談して納得のいく端末を選びましょう。
3.バッテリーの持ちはどのくらい?
ポケットWiFiは持ち歩いて利用する方も多いと思うので、バッテリーの持ちも見ておきましょう。いくら通信速度が早くても、電源がすぐに切れるのでは、通信すらできません。
大容量のポケットWiFiには、モバイルバッテリーを兼ねる商品もあります。自分の利用時間、利用環境を踏まえたうえでバッテリーの容量を選べるとよいですね。
おすすめのSIMフリーポケットWiFiを5つ紹介!
SIMフリーのポケットWiFiの選び方は上記のポイントに気をつけてみてください。
とは言っても何を選んでいいのか分からない方もいると思うので、おすすめの端末を5つ紹介しますね。ぜひ参考にしてみてください。
1.【コスパ最強】HUAWEI E5577
コストパフォーマンスで見るならHUAWEI E5577がオススメ。とにかく価格が安く、バッテリーも3000mAhあるので外での長時間利用も問題ありません。またそのバッテリー容量を生かして、スマホへの電力供給が可能。モバイルバッテリー代わりになります。
2.【設定不要】Aterm MP01LN
NECが提供するAterm MP01LNはHUAWEIよりもさらに小型のWiFi端末。2019年10月時点でamazonの売上ランキング1位を獲得しているヒット商品です。
Aterm MP01LNの特徴は設定を自動で行なってくれる点。SIMを差し込むだけですぐに利用できます。「難しいことはわからないけど、格安SIMを利用したい」という方にオススメです。
3.【超高性能】AtermMR05LN
「WiFi端末はいいものを揃えたい」という形であれば同じくNECが提供するAtermMR05LNがよいです。
この端末の特徴はハイスペックデアルケ。高速通信可能であり、デュアルSIMに対応しているので、SIMカードを二つ使えます。つまり二つの回線を使い分けながら、ネットが利用できるということです。
バッテリー容量は2500mAh。外での利用も問題ないでしょう。
デメリットは、若干値段が張る点。どこで購入するかにもよりますが大体2万円ほどします。分割購入もできるので、月額の利用料と合わせて検討すると良いと思います。
4.【3キャリアに対応】FS030W
FS030Wは3キャリアに対応しているため、様々なSIMでの利用が可能です。クレードルがあるため、組み合わせれば広い範囲に電波を届けられます。自宅でも利用しやすいでしょう。
バッテリーも3060mAhあるので、長時間の使用にも耐えます。設定もスマホ専用の設定アプリがあるので、アプリにしたがって設定していけば問題なく設定できます。
5.【バッテリー最強】ZMIBatteryWiFiMF855
ZMIBatteryWiFiMF855は名前からもわかる通りバッテリーの容量が売り。バッテリー容量は7800mAhにも及びます。
バッテリー容量を活かしてスマホやパソコン、タブレットに電力供給が可能です。4GLTEにも対応しているので通信面も安心。
長時間外出していることがおおく、大容量のモバイルバッテリーを持ちたい方にはオススメです。
プランが選べて縛りのないポケットWiFiを探しているならFUJIWiFiもおすすめ!
これまでSIMフリーのポケットWiFiについて解説してきました。ただやはり初めての利用だと失敗しないかどうか不安ですよね。
安くて縛りのないポケットWiFiがほしいという方であれば、FUJIWiFiもおすすめ。FUJIWiFiは、データ容量を選べて契約期間の縛りもないので、格安SIMを考えている方にも使いやすい会社です。
レンタルする端末を選べないのは欠点ですが、上記で紹介したFS030Wも在庫状況によって借りれます。
お試しキャンペーンもあるため、リスクを抑えてとりあえずポケットWiFiを試したいならオススメです。