「ポケットWi-Fiを契約したいけれどもきちんと通信できるか不安だ」と考えていませんか?
ポケットWi-Fiは、契約をする前に通信可能なエリアの確認が可能です。使用する地域に対応しているWiFiを選ぶことで、契約後に後悔せずに済みますよ。また、出張が多いなど様々な地域で利用する予定の方は、そもそも対応エリアの広いものを選ぶことをおすすめします。
そこで今回は、ポケットWi-Fiの通信可能エリアの調べ方を解説します。さらにキャリア毎の通信エリアの特徴も紹介しました。契約後に後悔しないために、ぜひこの記事をご参照ください。
また、対応エリア以外でポケットWi-Fiを選ぶ時に気を付けるべき点も解説しているので、これから新規契約する方は必見です!
Contents
ポケットWi-Fi を契約するときは対応エリアの確認が必須
ポケットWi-Fiを契約するときは、通信可能なエリアを事前に確認することをおすすめします。
知らないまま契約すると、利用したいエリアでほとんど電波が入らなかったなんて言うことにもなりかねません。快適に使用するためには事前確認が必須です。
ここでは、以下について詳しく解説していきます。
- ポケットWi-Fiで通信できるエリアは契約回線で異なる
- ポケットWi-Fiの対応エリアを調べる方法
それぞれについて詳しく確認していきましょう。
ポケットWi-Fiで通信できるエリアは契約回線で異なる
ポケットWi-Fiの通信エリアは、契約した回線によって異なります。
ポケットWi-Fiの回線は大きく分けて2つ。携帯電話と同じキャリア回線を使用したものと、WiMAXという全く異なる回線を使ったものです。WiMAXは都市部に強いですが、対応エリアが狭いので注意する必要があるでしょう。
また、キャリア回線は携帯電話と同様に、最新の通信規格である「4G(LTE)」が繋がる地域と、旧世代の「3G」しか繋がらない地域があります。どちらに対応しているか確認しておかないと期待した速度が出ずに、がっかりするかもしれません。
せっかくポケットWi-Fiを契約したのに、通信できなかったり通信速度が遅かったりすると、ストレスを感じますよね。
そのため、ポケットWi-Fiを契約する前に、検討している回線の対応エリアを調べておくことはとても大切です。
ポケットWi-Fiの対応エリアを調べる方法
ポケットWi-Fiの対応エリアは、各キャリアのサイトから簡単に調べられます。
またキャリアのサイト内で探さなくても、「キャリア名 対応エリア」とGoogle検索すれば、エリアマップが表示されるページにアクセス可能です。
対応エリアの確認方法はどのキャリアもほぼ共通。
通信できるエリアや、通信規格が対応しているエリアによって色分けされています。
キャリアのサイトでは通信速度も確認できます。通信速度は「〇〇Mbps(メガビットパーセカンド)」もしくは「〇〇Gbps(ギガビットパーセカンド)」という単位で記されており、数値が大きいほど速いです。
ポケットwifiのカバーエリアをキャリア毎に比較
各キャリアのページに行けばエリア確認できるとはいえ、全部調べるのは面倒ですよね?先に各キャリアの特徴を掴んでおけば、目星をつけることができるでしょう。
ここでは以下5つのキャリアについて、対応エリアの特徴を解説していきます。
- docomo
- softbank
- Y!mobile
- au
- UQ wimax
ぜひ契約するキャリア選びの絞り込みにご活用ください。
docomo
docomoは通信可能エリアの広さ、速さともに安定感があります。山間部でもつながるだけでなく、受信時の最高速度が1,288Mbpsと速いのが特徴です。
どこでも安定してつながる回線がほしい方もdocomoならば安心できます。
それでは、docomoのサービスエリアマップを確認してみましょう。docomoの公式サイトでは、対応エリアが表示されたマップの他に、受信時の最高速度も分かる速度別のエリアマップも表示できますよ。
上が対応エリアを表示したマップで、下が速度別のエリアマップです。
なお、docomoは4G回線をLTE、3G回線をFOMAと記載しています。
マップを見ると都心部だけでなく地方でも高速通信に対応しているのが分かりますね。通信エリアがもっとも広いため、悩んだ場合はdocomoのポケットWi-Fiを選ぶと良いでしょう。
ただし、受信時の最大速度が1,288Mbps〜988Mbpsのエリアは、都心部や一部の地方都市だけです。場所によっては他のキャリアのほうが速い点に注意しておいてくださいね。
docomoのサービスエリアマップは、こちらのサイトから確認できます。
Softbank
ひと昔前は、通信範囲が狭く繋がりにくい印象のあったsoftbankですが、現在は基地局の整備や増設が進み他のキャリアと比べても劣らない通信品質に改善されています。エリアも広いので安心してくださいね。
また、SoftbankのポケットWi-FiはUSBケーブルが付属されています。ケーブルでポケットWi-Fiと通信する端末を接続すれば、最大988Mbpsの高速通信を利用可能ですよ。
softbankの対応エリアは下図の通りです。
山間部を除くほとんどのエリアで、Softbank 4Gに対応しているのが分かりますね。
softbankの対応エリアは、こちらのサイトから調べることができます。
なお、エリアごとの最高速度を調べられるのは別ページ。こちらのページの下段にあるファイルを参照しなければならず少し面倒ですので注意しましょう。
Y!mobile
Y!mobileは、Softbankのサブブランドです。Softbank回線と自社回線を持っているので、基本的に通信エリアはSoftbankと変わりません。
ただし、Y!mobileのポケットWi-Fiは、アドバンスオプションを契約することで通信容量が無制限となる「アドバンスモード」を利用可能です。
アドバンスモードの特徴は通信制限を気にしなくていいこと。USBケーブルを用いた最大988Mbpsの高速通信が、無制限で快適に楽しめます。無制限と言いながら3日で10GBなど、短期の使用量制限を設けている回線もあるなかで、非常に便利ですよね。
それでは、アドバンスモードの対応エリアを確認してみましょう。
青色がアドバンスモードの使える範囲です。対応エリアがかなり限られていることが分かりますね。
通信可能な範囲自体は広いですが、アドバンスモード目当ての方は注意が必要です。契約前に、対応エリア内か必ずチェックすることをおすすめします。
Y!mobileにおいて、アドバンスモードが反映された対応エリアを調べるためには、こちらのページからポケットWi-Fiの本体を選択してくださいね。
au
auとWiMAXの運営元はどちらもKDDIです。そのため、auの回線とWiMAX回線を両方使える端末も少なくありません。まずは、auのLTE回線について解説していきましょう。
auのLTE回線は、主に800MHz帯の比較的低い周波数帯を利用しています。そのため、建物内や地下などでも通信が安定しやすいのがメリットです。
場所を問わず、通信したい方におすすめのキャリアと言えますね。実際にauのLTE回線が対応しているエリアマップをみていきましょう。
幅広いエリアで対応していることが分かりますね。auの携帯電話同様に対応範囲の広い回線です。
なお、auの対応エリアは、こちらのページから検索できます。
WiMAX
WiMAXは携帯電話会社の用いるLTEとは全く違った通信回線になっています。一番大きな違いは電波の周波数。LTE通信が700〜900MHzに対し、WiMAXの電波は2.5GHzです。
実は通信回線が安定しやすいのは700〜900MHzの周波数で、ここは携帯電話会社が専有しています。その代わりにWiMAXは都市部に基地局を集中して建てることで、速い通信を実現してきました。
それではWiMAX回線の中でも高速な、WiMAX2+の対象エリアをauのLTE回線のエリアとの比較してみましょう。
画像引用:UQコミュニケーションズ株式会社
より高速な通信を楽しめるwimax2+のエリアは、LTEよりも狭くなっていますね。都市部を離れると違いがよくわかります。
wimax2+は対応エリアが狭いので、山間部や田舎の方では使えないことが多いです。LTE回線も使える端末ならば問題ありませんが、WiMAX回線だけの場合は注意しましょう。契約前に必ず対応エリアか確認してくださいね。
Wimax回線の対応エリアは、こちらのページから検索が可能です。ピンポイント検索で住所を入力すると、その場所の回線速度も判定してくれますよ。
対応エリア以外も考慮すべき!失敗しないポケットWiFiの選び方
ここまで回線ごとの特徴を解説してきました。ポケットWiFiを契約するときはまず、その会社がどこの回線を使っているのか確認し、対応エリアをチェックすることが大切です。
ただし実際にポケットWi-Fiを契約するときは、対応エリア以外にも考慮しなければならない点があります。
具体的に気をつけるポイントは、以下の3点です。
- 最大通信速度だけで選ばない
- 速度制限に注意!毎月のデータ通信量を考える
- 縛りなしの会社を選ぶ
上記の点を踏まえてポケットWi-Fiを選ぶことで、契約後に後悔するリスクを減らせますよ。早速1つずつ確認していきましょう。
最大通信速度だけで選ばない
ポケットWi-Fiを契約するときは、キャリアが公開している通信速度だけでは選ばないようにしましょう。
なぜなら、キャリアが公開している通信速度は「ベストエフォート」と呼ばれるものです。これは理想的な環境で測定した場合の、理論的に実現可能な数値に過ぎません。
実際には、障害物や電波干渉を受けるので、最大通信速度はまず出ないでしょう。失敗しないためには、同じエリアで使っている人の口コミを確認するのがおすすめです。
また、会社によってはお試しプランがあるものも。短期間でも自分自身で使ってみれば、状況がわかって安心ですね。
速度制限に注意!毎月のデータ通信量を考える
ポケットWi-Fiは、一定期間中に契約時に定められた通信容量を超えると通信制限がかかる場合があります。制限がかかると、通信速度が著しく低下。
場合によっては動画の視聴が出来なくなるどころか、通常のwebページもなかなか表示されないほどになってしまいます。
容量が無制限のプランであっても、3日間で10GBを超える通信を行うと制限されることもあるため注意が必要です。
また、たとえばUQ wimaxの場合は、WiMAX2+の通信容量が無制限であっても、4G LTEは月間で7GBの制限があります。地方への出張中に大容量のファイルをダウンロードすれば、すぐに使い切ってしまいますよね。
ポケットWi-Fiを契約するときは、自分がどれだけの通信容量を消費するのかを考えた上で、料金プランを確認して契約しましょう。
なお、1GBでどれくらいの通信ができるかは、こちらの記事にてご確認いただけます。
1GBでできることはどれくらい?動画はみられる?使用量の確認方法も解説!!
縛りなしの会社を選ぶ
対応エリアを確認したものの、契約したポケットWi-Fiの通信速度に対する不安が消えない場合もあるでしょう。そんな方へのおすすめは契約期間に縛りがないキャリアを選ぶことです。
契約期間の縛りがなければ、通信速度などの品質が充分でなく満足できなかったときにすぐに解約できます。また、途中で引っ越して通信環境が変わったときも安心です。
一方で、2〜3年縛りのプランを選んでしまうと違約金を払わなければなりません。違約金は1万円以上のところが多く、かんたんに払えませんよね。後のリスクを減らすなら、ぜひ契約期間の縛りがない会社を選びましょう。
まとめ
ポケットWi-Fiの回線ごとの特徴および、それぞれの回線で対応エリアを調べる方法を解説してきました。
対応エリアの広いポケットWi-Fiを探している方にはズバリ、LTE回線を利用しているものがおすすめです。携帯電話と同じ回線なので、安心して使えますよね。さらに具体的な対応エリアを確認したい方は、各キャリアのサイトからサービスエリアマップを利用すると良いでしょう。ぜひ対応エリアの広いポケットWi-Fiを契約して、快適なネット通信を楽しんでくださいね。