新しいポケットWiFiに買い替えた!
そんなときに気になるのが、
「古いポケットWiFiは、どうやって処分するの?」
「そもそも、ゴミとして捨てても大丈夫なの?」
ということ。
そこで本記事では、ポケットWiFiの処分方法について、以下の点をご紹介します。
- ポケットWiFiのゴミの分別方法は?
- ポケットWiFiの捨て方・処分方法は?
- メーカーや業者に引き取ってもらえるの?
- ポケットWiFiを捨てるときの注意点は?
記事を読むと、上記のことを簡単に解決できますよ。安心してポケットWiFiを処分するために、ぜひ参考にしてくださいね。
ポケットWiFiのゴミ分別方法は自治体により異なる
ポケットWiFiは、どのように処分すれば良いのでしょうか?
結論から言うと、ポケットWiFiのゴミの分別方法は、各自治体によって決められています。それについて、次の2点をご紹介していきます。
- 小型家電リサイクル法では各自治体に一任
- 自治体による分別方法の具体例
それぞれの内容について、以下で詳しく見ていきましょう。
小型家電リサイクル法では各自治体に一任
ポケットWiFiを処分する際に、大前提としてあるのが「小型家電リサイクル法」です。小型家電リサイクル法は、環境省により定められている法律。
この小型家電リサイクル法により、分別方法が各自治体で異なるのです。
冷蔵庫や洗濯機など、大型家電の場合は「家電リサイクル法」でリサイクルが義務付けされていますよね。
しかし、小型家電の場合はリサイクルを義務付けられていません。そのため、以下の内容は各自治体の判断に任せられています。
- 小型家電リサイクル法の対象品目
- 小型家電の回収方法
- 小型家電の処分やリサイクルのしかた
上記のように、ポケットWiFiが小型家電リサイクル法の対象となるかどうかは、自治体に委ねられています。
また、ポケットWiFiを捨てるときの分別方法も、各自治体ごとに異なるのです。
自治体によるポケットWiFiの分別方法の具体例
前述したとおり、ポケットWiFiのゴミの分別方法は、各自治体により異なるもの。
たとえば、地域により、以下のような分別のしかたがあります。
<自治体によるポケットWiFiの分別の一例>
- 不燃ゴミ
- 小型家電
- その他の特別回収ゴミ(危険物・粗大ゴミなど)
上記のように、処分方法は様々なので、お住まいの地域のルールを調べましょう。分別方法は、市区町村のゴミ分別ガイドブックや、公式ホームページなどで確認可能です。
ポケットWiFiの捨て方・処分方法4選
使わなくなったポケットWiFiの処分方法は、主に次の4パターンがあります。
- 自治体でゴミとして捨てる
- メーカーに引き取りしてもらう
- 不用品回収業者に依頼する
- オークションや中古販売で売る
それぞれの方法について、以下で詳しく説明していきますね。
【ポケットWiFiの捨て方・処分方法1】自治体でゴミとして捨てる
ポケットWiFiの捨て方で、まず挙げられるのは、自治体のゴミに出す方法。本記事内でお伝えしたとおり、分別方法は、各市区町村により違います。
<自治体によるポケットWiFiの分別の一例>
- 不燃ゴミ
- 小型家電
- その他の特別回収ゴミ(危険物・粗大ゴミなど)
それぞれの分別方法により、捨てる場所や料金なども異なるので、事前に確認しておきましょう。
不燃ゴミ(燃えないゴミ)
不燃ゴミの場合の捨てる場所や料金は、一般の燃えないゴミと同じです。
自治体により、金額が定められており、地域によっては無料の場合もあります。
小型家電
小型家電リサイクル法が適用される場合は、専用の回収ボックスへ入れましょう。リサイクルの場合、廃棄料金は基本的に無料の場合が多いです。
ただし、以下の点は自治体により違うため、確認しましょう。
- 回収ボックスの設置場所
- 回収日
小型家電の回収ボックスは、通常のゴミ捨て場とは別の場所になることもあります。また、設置箇所が市役所のみだったり、各区に1~2箇所だったりと、かなり少ない地域も。
回収日も決まっている場合があるので、あらかじめチェックしておきましょう。
その他の特別回収ゴミ(危険物・粗大ゴミなど)
危険物・粗大ゴミなどの場合は、一般的には有料回収となることが多いです。料金は自治体により異なり、数百円~1000円程度が目安。
そのため、粗大ゴミ等に分別される場合は、メーカー引き取りや中古販売に出す方が、お得かもしれません。
メーカー引き取りなどについては、この後で解説しますので、ぜひご参照ください。
【ポケットWiFiの捨て方・処分方法2】メーカーに引き取りしてもらう
ポケットWiFiを処分するには、メーカーや販売店に引き取りしてもらう方法もあります。
引き取りを行っているのは、たとえば、以下のようなお店です。
<ポケットWiFiの引き取り・下取りをしている店舗>
- au・docomo・SoftBankなどの携帯ショップ
- 家電量販店
端末を買い替える場合は、無料で下取りしてもらえることがあります。ただし、店舗によっては、料金がかかる場合も。
また、引き取りを受け付けていない店舗もあります。なので、以下の点を、事前に確認しましょう。
<メーカーに引き取りを依頼する際の確認事項>
- 引き取り(下取り)が可能かどうか
- 引き取りしてもらう場合の料金
- 引き取り可能な機種
- 引き取りの方法(回収ボックスへの投函など)
引き取りしている場合でも、どの端末でもOKとは限りません。特定の機種のみ可能なケースもあるので、チェックしましょう。
確認は、公式ホームページまたは、電話問合せなどで可能です。
引き取りの場合、店舗等へ行く手間がデメリット。また、買い替えを対象としている場合が多く、処分だけの依頼は難しい点も、注意が必要です。
【ポケットWiFiの捨て方・処分方法3】不用品回収業者に依頼する
ポケットWiFiの処分のしかたには、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
業者に依頼する場合の確認事項は、主に以下の4つ。
<不用品回収業者に依頼する際の確認事項>
- 対応可能な回収・引き取り方法
- 端末送料または出張費用
- 端末の処分費用
- 故障している端末の処分可否
端末が故障している場合、引き取り可能かどうかは、事前に聞いておきましょう。
また、料金は各社で異なります。送料・処分費用ともに無料の業者もあれば、どちらも有料の場合も。
処分費用がかかる場合の目安は、数百円から数千円。かなり幅があるので、チェックは必須です。
引き取り方法については、主に次の3種類があります。
<不用品回収業者の引き取り方法>
- 宅配回収(郵送)
- 店頭持ち込み
- 自宅引き取り(出張回収)
宅配回収(郵送)
宅配回収とは、自分で業者宛に郵送する回収方法のこと。
送料は業者によって異なります。利用者負担の場合もあれば、着払いでOKの場合も。
宅配回収の良さは、全国どこへでも郵送可能なこと。自宅近くに業者がない場合でも、手軽に依頼できる点が便利です。
店頭持ち込み
店頭持ち込みは、自ら業者の店舗・事務所へ持ち込む方法。
なので、店舗へ行く手間はかかります。その分、出張費や送料がかからない点がメリットですね。
自宅引き取り(出張回収)
自宅引き取り(出張回収)は、業者が自宅へ来て、回収する方法。業者によっては、出張費用がかかる場合もあります。
出張回収は、宅配回収や店頭持ち込みと違い、自宅にいながら処分できる点がメリット。
また、日時指定が可能なので、自分の都合のよい時に回収してもらえます。
【ポケットWiFiの捨て方・処分方法4】オークションや中古販売で売る
ポケットWiFiを処分するには、中古端末として買取してもらうのもおすすめです。
中古で販売する方法は、主に次の3つ。
<ポケットWiFiを中古販売する方法>
- 専門業者に買取してもらう
- リサイクルショップで買取してもらう
- オークションやフリマアプリで売る
買取価格は、機種によって異なり、500円~5000円程度が目安。
なので、金額としてはあまり期待できません。ただ、有料のゴミとして捨てるよりは、お得な場合もあるでしょう。
ポケットWiFiを高く買取してもらう方法や、売り方のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、合わせてご覧ください。
関連記事:ポケットWiFiを高く買取してもらう方法を解説!売却方法やコツ・注意点も紹介
ポケットWiFiを捨てるときの注意点
ポケットWiFiを捨てるときには、次の3つの注意点があります。
- 端末を初期化する
- SIMカードを抜いておく
- レンタル品ではないか確認する
それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。
【ポケットWiFiを捨てるときの注意点1】端末を初期化する
ポケットWiFiを処分する際には、端末の初期化(リセット)をしましょう。
ポケットWiFiには、SSID(ネットワーク ID)やパスワードが設定されているためです。これらのIDなどを他人に使われないように、初期化(リセット)を行います。
初期化の方法は、ポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)の説明書で確認が可能。メーカーによっては、初期化(リセット)のことを、工場出荷設定と記載している場合もあります。
初期化のやり方は、大きく分けて次の2種類。
- 端末本体のリセットボタンによる初期化
- 設定ツールによる初期化
以下は、FUJI Wifiの端末「FS030W」の場合の、初期化の手順です。
<リセットボタンによる初期化手順>
- ポケットWiFiの電源を入れる
- 端末裏面のリセットボタンを5秒以上長押し
- 初期化完了
以上で、初期化は完了します。
なお、ポケットWiFiの初期化方法や注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:ポケットWiFiが故障?調子が悪いときのトラブル対処と初期化方法を徹底解説!
【ポケットWiFiを捨てるときの注意点2】SIMカードを抜いておく
ポケットWiFiを捨てるときには、SIMカードを抜いておくように、注意しましょう。
SIMカードとは、契約者の情報が記録されたICカードのこと。ポケットWiFiをネット回線に接続する際は、このカードが必須です。
第三者に渡ると悪用されるおそれもあるので、SIMカードは必ず抜いておきましょう。
【ポケットWiFiを捨てるときの注意点3】レンタル品ではないか確認する
ポケットWiFiを処分する際には、端末がレンタル品ではないか、確認が必要です。レンタル品の場合は、端末を捨てずに、プロバイダ等へ返却しなければなりません。
1年や2年契約のポケットWiFiでも、端末買取ではなくレンタルになっている場合も多いです。
万が一、レンタル品を処分してしまったら、機種代金を請求される可能性もあります。端末代の目安は1~2万円ほど。
余計な出費やトラブルを避けるためにも、買取品かレンタル品かを、確認しましょう。契約書などで確認できますが、不安な場合は、契約しているプロバイダへ問い合わせるのが確実ですね。