出先でも快適にインターネットを利用できるポケットWiFi。料金や端末に不満があり、乗り換えを検討している方も多いです。
ところが契約縛りや解約手数料のことを考えると、なかなか乗り換えのタイミングが見つからないですよね。
不満があるけど、手数料を気にして我慢しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ポケットWiFiの乗り換えを成功させるために、注意点や料金のシミュレーションを行いました。
縛りのないWiFi業者についても紹介しているので、乗り換えを検討している方はぜひチェックしてみてください。
Contents
ポケットWiFiの乗り換えを検討するべき理由とは?
こちらでは、ポケットWiFiの乗り換えを検討すべき3つの理由について紹介します。
- 端末が劣化
- 月額料金の値上がり
- 通信プランが物足りない
適切なタイミングで乗り換えを行うためにも、ぜひ確認しておきましょう。
【ポケットWiFi乗り換えの理由1】
端末が劣化した
ポケットWiFiが劣化し始めた場合は、乗り換えを検討してみてください。
ポケットWiFiは精密機器なので、長く利用しているといろいろな不具合が発生します。
電池の減りが早くなったり、つながりにくくなったりと内容は様々です。持ち運んで使う分、衝撃などを受けて故障してしまうことも十分に考えられます。
古くなった端末を使い続けているとストレスが溜まるし、速度も最新のものに比べると遅いです。いざというときに使えないと困るので、乗り換えを検討すべき大きな理由と言えるでしょう。
【ポケットWiFi乗り換えの理由2】
月額料金の値上がりが起きた
月額料金の値上がりが起きた場合も、乗り換えを検討するポイントです。
ポケットWiFi業者の中には、最初だけ安く、徐々に高くなるというケースが多く見受けられます。すると長く使えば使うほど、料金面で損をしてしまうのです。
たとえばBroad WiMAXという業者だと、料金が以下のように変わります。
1~2ヶ月目 | 2,726円 |
3~24ヶ月目 | 3,411円 |
25ヶ月目以降 | 4,011円 |
25ヶ月目以降になると、かなり料金があがりますよね。こうなると他の業者に乗り換えたほうが、安く利用できる可能性は高いです。
月額料金の値上がりが発生するという点は、乗り換えを検討すべき理由と言えます。
【ポケットWiFi乗り換えの理由3】
通信プランが物足りなくなった
使っているうちに、通信プランが物足りなくなったケースです。
ひんぱんに通信制限にかかっている方は、契約しているプランが利用方法に合っていません。
特に多いのは「月間7GBまで」と「直近3日間で10GBまで」という制限です。この制限によく引っかかるようになってしまった方は、多くの容量が利用できる業者への乗り換えを検討してみてください。
ポケットWiFiの乗り換えで注意すべき5つのポイント
ポケットWiFiは契約の都合上、すぐにポンポン乗り換えられるようなものではありません。注意しなければ、多額のお金を支払う必要があるなど、不利益が生じます。
そこでこちらでは、ポケットWiFiの乗り換えで注意すべきポイントを5つ紹介します。
- 契約更新月
- 違約金
- 端末料金の残額
- 解約月分の使用量
- キャンペーン
順番に確認していきましょう。
【ポケットWiFi乗り換えの注意点1】
契約更新月
契約更新月は、ポケットWiFiを乗り換える上で注意しておくべき重要なポイントです。
契約更新月は簡単に言うと『契約を継続するか解約するかを選ぶ月』で、各社によってタイミングは違います。
ここで注意したいのは、契約は基本的に自動更新なので、解約する場合は自分で申告しなければならないという点です。
また更新月を過ぎると、解約に1万円~2万円近い違約金がかかってしまいます。
主要なポケットWiFi業者の更新月は、以下のとおりです。
docomo・au・ ソフトバンク・ワイモバイル |
2年が経過した当月、翌月、翌々月 |
GMOとくとくBB | 37ヶ月目 |
Broad WiMAX | 37ヶ月目 |
UQ WiMAX | 2年契約:26ヶ月目 3年契約:38ヶ月目 |
業者によって大きく違うので、違約金を払わないようにするためにも、更新月は注意して確認しておきましょう。
【ポケットWiFi乗り換えの注意点2】
違約金の金額
違約金の金額を知っておくことも、乗り換え時には重要です。
契約更新月ではないタイミングで解約をすると、違約金がかかります。会社によってはその金額が大きく変わるので注意しましょう。
たとえば、WiMAX端末を販売しているGMOとくとくBBでは、以下のような解約手数料が設けています。
契約期間 | キャッシュバックありの契約 | その他割引キャンペーン契約 |
1~12ヶ月目 | 24,800円 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 24,800円 | 14,000円 |
25ヶ月目以降 | 9,500円 | 9,500円 |
期間によって手数料が大きく変わりますよね。
このように、段階的に違約金が変わる業者も多いので、乗り換えの際は十分に注意しましょう。
【ポケットWiFi乗り換えの注意点3】
端末料金
端末料金も、乗り換え時には注意が必要です。
ポケットWiFiを購入するときは、基本的に分割払いです。たとえば2年契約の業者なら24回に分けることで、利用者の月々の負担を減らすようにしています。
ところが乗り換えるとなると、この端末料金を一括で請求される可能性が。違約金と合わせると2万円~3万円近い請求が一気に来ることもあるので、注意が必要です。
乗り換え時には、端末料金があとどれくらい残っているのかを確認しておきましょう。
【ポケットWiFi乗り換えの注意点4】
解約月の月額料金
細かいですが、解約月の月額料金にも気を配っておきましょう。
解約する月の月額料金は、基本的に全額支払うことが多いです。解約した日によって日割りでOKというところはほとんどありません。
月額料金を多めに支払って損をしてしまわないように、いつまでに解約すればいいかをしっかりチェックしておきましょう。
ただしギリギリまで待ちすぎて、解約を忘れてしまわないように注意してください。
【ポケットWiFi乗り換えの注意点5】
乗り換え先のキャンペーン情報
乗り換え先のキャンペーン情報にも注意が必要です。
ポケットWiFi業者によっては、高額なキャッシュバックを用意していたり、月額料金を割り引いたりしてくれます。ところがこのキャンペーンで失敗してしまう人も多数存在するのです。
たとえばGMOとくとくBBという業者では、契約すると3万円のキャッシュバックがもらえると宣伝されています。ただしこのお金がもらえるのは、契約してから11ヶ月目で、なおかつ専用のメールに回答した人のみです。
メールが届く日にちがわかりにくく、期限が過ぎてしまいもらえなかったという人が多数存在します。
このように、インターネット上では大々的に広告していても、条件が厳しく設定されていることは珍しくありません。
乗り換え先のキャンペーンはしっかりとチェックしておきましょう。お金がもらえない?ポケットWiFiのキャッシュバックキャンペーンに注意!実際の口コミを検証の記事でさらに細かく解説しています。
高いプランなら乗り換えたほうがお得?料金シミュレーション
こちらでは、ポケットWiFi業者を乗り換えるタイミングについて、実際の料金プランを利用してシミュレーションを行いました。
業者によっては、違約金を払ってでも乗り換えたほうがいいケースは多数存在します。
うまく計算して、最もコスパよく乗り換える方法を考えましょう。
【ポケットWiFi乗り換えシミュレーション1】
docomo端末の場合
docomo端末の場合、料金シミュレーションは以下のとおりです。
月額基本料金 | 1,200円(2年契約プラン) |
ウルトラデータLパック(20GBまで) | 6,000円 |
インターネット接続料金 | 200円 |
合計 | 7,400円 |
docomoの月額料金は基本的に非常に高額です。契約更新月でないと9,500円の解約料金が発生しますが、キャリアにこだわりがない限りは、すぐにでも乗り換えたほうがよいでしょう。
たとえばポケットWiFiレンタルサービスのFUJI WiFiだと、25GBのプランで2,480円です。docomoと比べても5,000円近く安くなるので、2ヶ月で違約金分を回収できてしまいます。
このように、料金が高い業者を使っている場合は、すぐにでも他のところに乗り換えたほうがお得です。
自分が支払っている料金を確認して、検討してみてください。
【ポケットWiFi乗り換えシミュレーション2】
GMOとくとくBBの場合
ポケットWiFiを検討すると必ず候補に上がるGMOとくとくBB。多額なキャッシュバックを行っている業者です。
そんなGMOとくとくBBですが、3ヶ月目以降は料金が4,263円と、ポケットWiFi業者の中でもかなり高めの料金設定です。
たとえば25ヶ月以上利用した場合だと、その後1年間の料金は『4,263円 × 12ヶ月 = 51,156円』となります。
25ヶ月以上利用すると解約手数料は9,500円なので、51,156円 – 9,500円 = 41,156円以下で利用できる業者であれば、乗り換える価値が高いです。
たとえば先程も紹介したFUJI WiFiは、WiMAX2+プランを月額3,200円で利用できます。
1年使ったとすると、3,200円 × 12ヶ月 = 38,400円です。これならGMOを使い続けるよりも安くなりますよね。
さらに2年・3年と使っていくと、負担する料金はどんどん下がります。
解約手数料が発生するとしても、状況によっては乗り換えたほうがお得になることを覚えておきましょう。
乗り換え料金0!縛りなしのポケットWiFi3選
乗り換えを検討するうえで、契約月の確認や違約金の発生は非常に面倒ですよね。
そこでこちらでは、契約縛りがなく、料金もお得なポケットWiFi業者を3つ紹介します。
いろいろ確認して、最も使い勝手がいい業者を選んでみてください。
【縛りなしのポケットWiFi業者1】
FUJI WiFi
FUJI WiFiは契約縛りがなく、安価なポケットWiFiレンタルサービスです。
豊富なプランを用意しているため、自分に応じたデータ量を選択できます。
【FUJI WiFiの月額料金(税別)】
25GBプラン | 2,480円 |
---|---|
50GBプラン | 2,980円 |
100GBプラン ※海外利用可能 |
3,480円 |
無制限プラン ※海外利用可能 |
3,980円 |
WiMAX2+プラン | 3,200円 |
最安値だと2,480円と、ポケットWiFiの中でもかなり格安の値段で利用できます。しかも期間によって料金が値上がりすることもありません。
7日間500円で利用できるお試しキャンペーンも行っているので、自宅や利用先でちゃんとつながるかどうかもしっかりシミュレーションできます。
縛りなしポケットWiFiの中ではかなり使い勝手がいいので、違約金を払いたくないという方は、ぜひ検討してみてください。
【縛りなしのポケットWiFi業者2】
縛りなしWiFi
縛りなしWiFiもその名の通り、契約縛りがないレンタル業者です。
プランが1種類しかなく、月額料金3,300円(税別)でずっと使い続けられます。ちなみに縛りを設けることも可能で、その場合は2,800円で利用可能です。
ただし、通信量が1日2GBまでと決まっています。月間は無制限なので最大で60GBまで使えますが、1日で大容量のデータ通信がしたい人には少し物足りないでしょう。
とは言っても解約手数料がなく、料金も安めの設定なので、WiMAXなどに比べるとかなりお得な業者です。
【縛りなしのポケットWiFi業者3】
SPACE Wi-Fi
SPACE Wi-Fiも、契約縛りのないレンタルサービスです。
料金は3,680円(税別)で、いつまでも同じ価格で使えます。さらに初期費用や契約手数料なども一切かからないので、端末が届いた初月から3,680円で利用可能です。
ただし貸し出される端末に応じて、通信制限が発生します。
- WiMAX端末の場合……直近3日間で10GBの利用で6時間の制限
- Softbank端末の場合……1日3GBで当日制限
初期費用がかからないのはお得ですが、長期利用を考えるとFUJI WiFiや縛りなしWiFiのほうがお得に利用できます。
短期での利用を考えている方にはうってつけのサービスなので、数週間の旅行やイベントなどがある方は検討してみてください。