入院中にやることがなくて、スマホでネットサーフィンをしているという方は多いはず。
しかし、データ通信量を使い切って速度制限がかかってしまったり、データチャージのしすぎで携帯料金が高額になってしまうのが悩みどころです。
こんな方には、ポケットWi-Fiの利用がおすすめ。
ポケットWi-Fiを使えば、入院中もデータ通信量を気にせずにネットを楽しめます。
今回は、入院中にポケットWi-Fiを使うメリットや注意点から、おすすめのサービスについてまで徹底紹介。
この記事を読めば、入院中でもお得かつ快適にネットが利用できるようになるので、ぜひ参考にしてください。
Contents
入院中にポケットWi-Fiは使える?
そもそも、ポケットWi-Fiは病院で使っていいものなのでしょうか?
病院では携帯電話の使用が禁止されているイメージがあるため、このように思っている方も少なくありません。
しかし実際には、多くの病院では携帯電話の使用が認められています。
ポケットWi-Fiに使われている電波は、携帯電話と同じもの。
最近では、Wi-Fiが飛んでいる病院もあるほどです。
ただし、携帯電話の使用が禁止されている病院では、ポケットWi-Fiの使用もできません。
これから入院する場合は、事前にポケットWi-Fiを病室で使えるか問い合わせてみましょう。
入院中にポケットWi-Fiを使用する3つのメリット
入院中にポケットWi-Fiを使用すれば、あまりお金をかけずに、楽しい時間を過ごしたり、時間を有効に使えるというメリットがあります。
ここでは、具体的な3つのメリットについて紹介していきましょう。
1.スマホで暇つぶしができる
1つ目のメリットは、スマホで暇つぶしができること。
仕事や家事で忙しい日常と違って、入院中はほとんどやることがありません。
そのため、暇つぶしにスマホでネットサーフィンをする人が多いのです。
しかしスマホは、プランによって月間のデータ容量が決まっていて、超過すると速度制限がかかるのが難点。
入院すると分かりますが、入院中は時間があるので普段契約しているデータ容量をあっという間に使い切ってしまいます。
これでは、スマホで暇つぶしができません。
そこでおすすめなのが、ポケットWi-Fiです。
ネットサーフィンはもちろん、スマホゲームをしたり、ウェブ漫画を読んだり、動画配信サービスに登録すれば映画やドラマを観ることも可能。
これなら、入院中に暇を持て余すこともありません。
2.パソコンで仕事ができる

病状にもよりますが、忙しいビジネスマンであれば、入院中も仕事をしなければならないという人も多いはず。
病院にパソコンを持っていけば仕事ができますが、ネット環境は必須だと言えるでしょう。
スマホとテザリングすれば、パソコンをネットに接続できますが、やはりデータ容量の制限がネックです。
しかしポケットWi-Fiがあれば、データ容量を気にせずネットができるので、入院中でも仕事を進められます。
3.スマホのデータチャージ料を支払わずに済む
入院中、携帯料金が普段より高くなってしまう人は多いもの。
キャリア別のデータチャージ料は、以下のとおりです。
0.5GB | 1GB | |
ドコモ | ー | 1,000円 |
au | 550円 | 1,000円 |
ソフトバンク | 550円 | 1,000円 |
このように、どのキャリアでも1GBのチャージに1,000円がかかります。
長時間ネットサーフィンをしたり、動画を観たりすれば、1GBはすぐに使い切ってしまうもの。
そのため、何度もチャージをすることになって、携帯料金が高くなってしまうのです。
しかしポケットWi-Fiがあれば、この心配はありません。
月間のデータ通信量が無制限のものや、大容量のポケットWi-Fiなら、スマホのデータをチャージするより、ずっと安価にネットを利用できます。
1GBでできることはどれくらい?動画はみられる?使用量の確認方法も解説!!
入院中にポケットWi-Fiを使う際の3つの注意点
ここまで入院中にポケットWi-Fiを使うメリットについて説明してきましたが、これには注意点もあります。
ここでは、入院中にポケットWi-Fiを使う際の3つの注意点について説明していきましょう。
1.病院や病室によっては電波が入らない場合も
病院は一般家屋に比べて丈夫に作られており、壁も分厚くなっています。
壁が分厚いと、ポケットWi-Fiの電波が壁に隔てられて病室まで届かないことも。
この理由は、3大キャリアのスマホとポケットWi-Fiは同じ電波を使用しているからです。
2.機種を選択できるならWiMAXは避けた方が無難
ポケットWi-Fiの機種を選択できるなら、WiMAXは避けた方が無難です。
WiMAXは、「WiMAX2+回線」という独自の回線を使用しています。
WiMAX2+回線は通信速度が速いのがメリットですが、壁を通ると電波が弱くなるのがデメリット。
病院内で使うなら、3大キャリアのポケットWi-Fiを選びましょう。
3.データ通信量が制限されているものもある
ポケットWi-Fiには、月間のデータ通信量が制限されているものも。
この場合、規定のデータ通信量を使い切れば、速度制限がかかってしまいます。
おすすめのサービスについても、後ほど紹介します。
入院中にポケットWi-Fiを使用する2つの方法
すでに入院している人も、今から病院でポケットWi-Fiを使用することは可能です。
ここでは、入院中にポケットWi-Fiを使用する2つの方法について説明していきます。
1.家族や友人にかわりに契約してもらう
入院中にポケットWi-Fiを使用する1つ目の方法は、家族や友人にかわりに契約してもらい、お見舞いのときに持ってきてもらう方法です。
そのまま預かれば、入院中でもポケットWi-Fiを使用できます。
2.ポケットWi-Fiのレンタルサービスを利用する
入院中にポケットWi-Fiを使用するもう1つの方法は、ポケットWi-Fiのレンタルサービスを利用すること。
ポケットWi-Fiのレンタルサービスでは、ポケットWi-Fiを1日単位でレンタルできます。
さらに、こうしたサービスでは端末の届け先を病院に指定することも可能です。
これなら入院中でも、ポケットWi-Fiを受け取れます。
入院中にポケットWi-Fiを使うならレンタルサービスがおすすめ
ポケットWi-Fiには、主に以下2種類のサービスがあります。
- ポケットWi-Fiを購入するタイプのサービス
- ポケットWi-Fiをレンタルするタイプのサービス
入院中に使うなら、レンタルタイプのサービスがおすすめです。
購入タイプのサービスには、2年や3年などの契約期間の縛りがあります。
契約期間の満了月の翌月(もしくは同月)の「更新月」以外に解約すると、高額な契約解除料を支払わなければなりません。
さらにレンタルサービスなら、月間のデータ通信量が無制限のものや、大容量のものがたくさんあります。
そのため、使用する期間が限られていて、大量のデータ通信をする入院中は、レンタルサービスの方が向いているのです。
ポケットWi-Fiのレンタルサービスは、さらに以下2種類に分けられます。
- 短期利用前提のサービス
- 長期利用前提のサービス
短期利用前提のサービスは、1日単位でポケットWi-Fiをレンタルできるサービス。
長期利用前提のサービスは、1か月単位でレンタルできるサービスです。
では次から、短期利用と長期利用、それぞれのサービスのメリットやデメリット、おすすめのサービスについて紹介していきましょう。
短期利用前提のレンタルサービスのメリット・デメリット
短期利用前提のレンタルサービスのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット |
|
デメリット |
|
短期利用前提のサービスの最大のメリットは、1日単位でレンタルできること。
サービスや端末にもよりますが、1日400円程度でレンタルできるので、数日間の使用なら長期利用前提のサービスより安くつきます。
好きな端末を選んでレンタルできるのもメリット。
病院を受取先に指定できるのも、短期利用前提のレンタルサービスならではです。
デメリットは、長期間利用すると高くつくこと。
短期利用前提のサービスでも、1か月レンタルできるプランがありますが、長期利用前提のサービスに比べると、月額料金は倍ちかくになります。
端末の発送と返送に送料がかかるサービスが多いのも、デメリットです。
短期入院時におすすめなポケットWi-Fiのレンタルサービス3選
数日単位の短期入院なら、短期利用前提のレンタルサービスがおすすめ。
しかしポケットWi-Fiのレンタルサービスは数が多すぎて、どこを選べばいいのか分からないという人も多いはず。
そこでここでは、おすすめの短期利用前提のポケットWi-Fiレンタルサービスを厳選して3つ紹介していきます。
1.WiFiレンタルどっとこむ
「WiFiレンタルどっとこむ」では、ソフトバンクやWiMAXを中心に、2019年10月時点で13機種をレンタルしています。
同時点での人気上位3機種は、以下のとおりです。
機種 | 月間のデータ通信量 | 1日のレンタル料金 | |
1位 | SoftBank 501HW | 無制限 | 400円 |
2位 | SoftBank E5383 | 無制限 | 400円 |
3位 | SoftBank 601HW | 無制限/1日1GB | 350円 |
WiFiレンタルどっとこむでは、申込時に利用開始日と返却日を入力します。
入院期間が延びるなどして、返却日を先に延ばしたい場合も、事前の連絡は不要です。
その場合、日数に応じて延長料金がかかりますが、レンタルDVDの延滞金などと違って、1日あたりのレンタル料金は変わりません。
13時までの申込みで、端末を即日発送してもらえるのも嬉しいポイントです。
2.MOBILE GATE(モバイル・ゲート)
短期利用前提のポケットWi-Fiレンタルサービスは、端末の送料がかかる点がネックです。
往復送料で1,000円以上かかるので、最終的な料金は、結果的に割高になってしまうことも。
送料が気になる人には、「MOBILE GATE」がおすすめ。
MOBILE GATEは、短期利用前提のポケットWi-Fiレンタルサービスには珍しい、往復送料無料のサービスです。
平日は15時、土日祝日は11時までの注文で、端末を即日発送してもらえるのもメリット。
ただしMOBILE GATEは、「3日プラン」や「7日プラン」など、レンタル期間がプランで決まっており、1日単位でのレンタルはできません。
また、レンタル期間の短いプランほど、1日あたりのレンタル料金が高いのもデメリット。
MOBILE GATEでレンタルできる機種と主なプラン、1日あたりのレンタル料金は以下のとおりです。
WiMAX | ソフトバンク | ||||
W05 | W04 | 601HWs | 601HW | E5383 | |
月間のデータ通信量 | 無制限 | 無制限/3日10GB | 50GB/3日5GB | 5GB | 90GB/1日1GB |
3日プラン | 708円 | 657円 | 657円 | 506円 | 556円 |
7日プラン | 606円 | 563円 | 563円 | 433円 | 475円 |
※料金は1日あたりの料金。3日プランならその3倍、7日プランならその7倍の料金がかかる
往復送料を含めても、MOBILE GATEの方が高くつくなら、他のサービスを検討した方がいいでしょう。
3.Wi-Fiレンタル本舗
「Wi-Fiレンタル本舗」では、WiMAXとソフトバンク、「Y!mobile(ワイモバイル)」のポケットWi-Fiをレンタルしています。
それぞれのデータ通信量やレンタル料金は、以下のとおりです。
WiMAX | ソフトバンク | Y!mobile | |
月間のデータ通信量 | 無制限/3日10GB | 30~50GB | 5GB |
1日あたりのレンタル料金 | 430円 | 430円 | 360円 |
データ通信量が無制限のWiMAXや、大容量のソフトバンクの機種は、1日430円とお手頃。
月間5GBのY!mobileの機種なら、1日360円とさらにリーズナブルです。
長期利用前提のレンタルサービスのメリット・デメリット
短期利用前提のサービスに続き、長期利用前提のサービスについても説明していきましょう。
長期利用前提のポケットWi-Fiレンタルサービスのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット |
|
デメリット |
|
長期利用前提のサービスは、1か月単位でポケットWi-Fiをレンタル可能。
月額料金はサービスやプランによって違いますが、3,000円代のところがほとんどです。
1日単位でポケットWi-Fiをレンタルできるサービスにも、お得な1か月プランがあります。
しかし、それでもレンタル料金は、安くても5,000~6,000円程度です。
つまり、長期間レンタルするなら、1か月単位のレンタルサービスの方がずっとお得。
短期利用前提のサービスと違って、端末の送料がかからないのもメリットです。
デメリットは、短期利用前提のサービスと違って、機種の選択ができない点。
長期利用前提のレンタルサービスでは、機種が1種類しかないところや、種類があっても自分で選択できないところが多いのです。
また、病院を受取先に指定できない点もデメリット。
長期入院時におすすめなポケットWi-Fiのレンタルサービス3選
長期間入院するのなら、もちろん長期利用前提のレンタルサービスがおすすめです。
長期利用前提のレンタルサービスもたくさんあります。
ここでは、なかでも特におすすめなサービス3つを厳選して紹介していきましょう。
1.どんなときもWiFi
「どんなときもWiFi」では、クラウドSIMを採用した「D1」をレンタルしています。
通常1枚のSIMでは1つの回線しか使えませんが、クラウドSIMなら複数の回線を使用可能。
どんなときもWiFiはドコモとau、ソフトバンクの3大キャリアに対応。
現在地に応じて、もっとも電波の強い回線に自動で切り替わるので、通信の安定感は抜群です。
どんなときもWiFiの月額料金は、クレジットカードなら3,480円、口座振替なら3,980円。
月間のデータ通信量は、無制限です。
どんなときもWiFiのデメリットは、レンタルサービスなのに契約期間の縛りがあること。
契約期間は2年で、更新月以外に解約した場合、以下の契約解除料がかかります。
契約1年目 | 19,000円 |
契約2年目 | 14,000円 |
契約3年目~ | 9,500円 |
そのため、入院中だけ使用したいという人には、あまりおすすめできません。
2.縛りなしWiFi
「縛りなしWiFi」には契約期間の縛りがなく、契約解除料もかかりません。
縛りなしWiFiでは月額料金3,300円で、ソフトバンクかWiMAX、どちらかのポケットWi-Fiをレンタルできます。
端末のラインナップは、以下の5種類。
回線 | 機種 |
ソフトバンク |
|
WiMAX |
|
ただし縛りなしWiFiでは、申込みにあたって好きな機種を選べないので注意しましょう。
3.FUJI Wifi(フジ・ワイファイ)
「Fuji Wifi」も縛りなしWiFI同様、契約期間の縛りがなく、契約解除料もかかりません。
Fuji Wifiではデータ通信量に応じて、以下6つのプランが用意されています。
プラン | 月額料金 |
25ギガプラン | 2,480円 |
50ギガプラン | 2,980円 |
100ギガプラン | 3,480円 |
ルーター快適!クラウドプラン (無制限) |
3,980円 |
WiMAX2+プラン | 3,200円 |
※「いつも快適プラン」と「WiMAX2+with au4G LTEプラン」は、月間のデータ通信量無制限
このように、Fuji Wifiでは大容量のプランをお手頃価格で利用できます。
端末は、以下5機種がラインナップ。
25ギガ | 50ギガ | 100ギガ | 快適 | WiMAX | |
FS030W | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ー |
304ZT | ー | ー | ◯ | ◯ | ー |
501HW | ー | ー | ◯ | ◯ | ー |
WX05 | ー | ー | ー | ー | ◯ |
W04 | ー | ー | ー | ー | ◯ |
Fuji Wifiも縛りなしWiFi同様、好きな端末を選べません。
まとめ
ポケットWi-Fiをレンタルすれば、入院中でもデータ通信量を気にせず、データチャージもせずにインターネットが利用可能です。
入院が短期と長期のどちらかで、おすすめのレンタルサービスは異なります。
それぞれのおすすめレンタルサービスは、以下のとおりです。
【短期入院向け】
- WiFiレンタルどっとこむ
- MOBILE GATE
- WiFiレンタル本舗
【長期入院向け】
- どんなときもWiFi
- 縛りなしWiFi
- Fuji Wifi
これから入院する方も、すでに入院中の方も、ぜひこの記事を参考にして自分に合ったサービスを選んで、入院中も快適なネット生活を送りましょう。