Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)のスプラトゥーン2は、ポケットWiFiで快適に遊べるかどうか、気になりますよね。スプラトゥーン2のためにネット回線が必要なら、なおさら大事なポイントです。
そこで本記事では、スプラトゥーン2のポケットWiFiでのプレイについて、以下の点をご紹介します。
- ポケットWiFiでスプラトゥーン2を楽しむ時の注意点は?
- ポケットWiFiでスプラトゥーン2が落ちるのはなぜ?
- ポケットWiFiでスプラトゥーン2のラグや回線落ちがあるとどうなる?
記事を読むと、上記のことを簡単に解決できますよ。ぜひ、ご覧くださいね。
Contents
ポケットWiFiでスプラトゥーン2は遊べるがオススメしない4つの理由
結論から言うと、スプラトゥーン2は、ポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)でも遊べます。しかし、下記の現象が起こるため、オススメはしません。
- 通信エラー・回線落ちがある
- 遅延・ラグが発生する
また、回線落ちやラグなどに起因するデメリットもあります。主に、次の4つです。
- 5分間バトル不参加のペナルティ
- 2週間のアカウント利用停止
- 対戦で負け扱いの処理
- 他のプレイヤーへの迷惑
それぞれのデメリットについて、以下で説明していきますね。また、回線落ちやラグの原因については、本記事内で詳しく紹介しています。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2はオススメしない理由1】回線落ちすると5分間のペナルティ
スプラトゥーン2のプレイ中に回線落ちすると、バトルからは強制的に退場。
通信エラーが多い場合は、さらに制限をかけられます。ナワバリバトルやガチマッチに、5分間参加できなくなるというペナルティです。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2はオススメしない理由2】2週間の利用停止
回線落ちなどが多い場合、ゲーム上で通報されることもあります。通報されると、前述のペナルティだけでなく、アカウントに2週間ログインできなくなるのです。
そうなると、オンライン上でスプラトゥーン2を遊ぶことはできません。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2はオススメしない理由3】対戦で負け扱い
対戦の途中で回線落ちした場合、負け扱いで処理されることもありますね。それにより、ウデマエゲージにヒビが付いてしまいます。
ヒビが4つ集まるとウデマエが下がってしまうので、避けたいですよね。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2はオススメしない理由4】他プレイヤーへの迷惑
回線落ちした場合、強制退場になるのは落ちた本人だけです。しかし、他のメンバーはゲームを続行しています。
すると、味方チームは1人減った状態で対戦するので、不利になってしまいますよね。
また、ラグが起きた場合、実際の内容と画面表示にズレが生じます。たとえば、瞬間移動したように見えたり、攻撃が遅れて見えたり。
この現象は、ラグの原因である本人だけに起こるわけではありません。対戦相手の画面にも同じように、ラグが生じてしまうのです。そのため、回線落ちやラグが起きる状態で遊ぶのは、他のユーザーの迷惑となります。
ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶために必要な通信速度は?
スプラトゥーン2で遊ぶためには、ネット回線の通信速度が重要です。
通信速度は、ダウンロード(下り)、アップロード(上り)ともに、最低でも10Mbps以上必要。快適にプレイするためには、できれば30Mbps以上あると良いですね。
代表的なポケットWiFi機種の通信速度は、以下のとおり。
機種 | 下り最大 | 上り最大 |
FUJI Wifi / 304ZT | 187.5Mbps | 37.5Mbps |
どんなときもWiFi / D1 | 150Mbps | 50Mbps |
上表を見る限りは、充分な数値です。ただし、実際には、常に最大速度で利用できるわけではありません。そのため、必要速度をクリアしているとは言えないのです。
ソロプレイのオンラインゲームは5Mbps程度で遊べますが、それと比べると、スプラトゥーン2では、もっと速い通信速度を要します。
ポケットWiFiでスプラトゥーン2の回線落ち・ラグが生じる原因は?
スプラトゥーン2をプレイしていると、通信エラーで接続が切断されたり、タイムラグが生じたりすることがあります。
ポケットWiFi利用時に、スプラトゥーン2の回線落ちやラグが発生する原因は、以下の4つです。
- 通信速度が遅い
- 応答速度(Ping値)が遅い
- 家電の周波数と干渉している
- ネット回線が混雑している
それぞれの原因について、解説していきますね。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2が落ちる原因1】通信速度が遅い
スプラトゥーン2が回線落ちしてしまう原因の1つは、通信速度が遅いことです。
必要な通信速度は、前述したように10Mbps以上。そのため、7Mbps程度でも繋がりにくくなり、2~3Mbpsになると接続が切れてしまうのです。
通信速度は、ポケットWiFi(無線)であること以外に、電波状況や場所にも影響されます。安定して10Mbps以上出せないと、快適に遊ぶことができません。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2が落ちる原因2】応答速度(Ping値)が遅い
スプラトゥーン2では、応答速度が遅いことも、回線落ちやラグの原因になります。
応答速度とは、サーバーと接続機器の、データ通信の速さのこと。その機器間の通信にかかる時間を表すのがPing値です。
Ping値の目安は、一般的なオンラインゲームでは50ms以下。ただし、スプラトゥーン2はリアルタイムの対戦ゲームなので、Ping値は15ms以下が理想です。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2が落ちる原因3】家電の周波数と干渉
WiFiと家電の周波数の干渉も、スプラトゥーン2が落ちる原因になります。
電子レンジ等の家電の電磁波は、2.45GHzです。この2.45GHzは、ポケットWiFiでよく使われる周波数(2.4GHz)と、ほぼ同じ数値。
そのため、ポケットWiFi接続時に電子レンジを使うと、電磁波の影響を受けて、通信が途切れることがあります。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2が落ちる原因4】ネット回線が混雑
ネット回線の混雑も、ラグが発生する原因の1つです。大勢がネットを使うことにより回線が混み合うと、自分と対戦相手の間にラグが生じます。
この場合は、自分のネット環境をどれだけ整えても、ラグを完全に防ぐことはできません。対戦相手の回線状況にも影響されるためですね。
ポケットWiFiでスプラトゥーン2を快適に遊ぶコツ・注意点
ポケットWiFi(モバイルWiFiルーター)でスプラトゥーン2を快適にを楽しむには、次の6つのコツや注意点があります。
- 周波数を2.4GHzから5GHzへ切り替える
- スプラトゥーン2以外のWiFi接続を切る
- 月間データ通信容量の無制限プランを選ぶ
- 3日間で10GBの制限なしプランを選ぶ
- お試しプランのWiFiで実際にプレイする
- 契約期間の縛りなしWiFiで試す
それぞれのポイントについて、以下で解説していきますね。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ1】周波数の変更
ポケットWiFiの通信状況が安定していない場合、まずWiFiの周波数を変更してみましょう。
本記事内の「回線落ち・ラグの原因」でも前述したように、2.4GHzの周波数は、電子レンジ等の電磁波と干渉します。
そのため、切り替え可能なポケットWiFi端末なら、通信モード(周波数)を2.4GHzから5.0GHzに変更。家電が原因であれば、これで少し改善します。
5.0GHzの周波数の特徴は、以下のとおりです。
5.0GHzの周波数のメリット | 5.0GHzの周波数のデメリット |
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WiFi専用の電波なので安定しやすいところが、ゲームをする上で魅力ですね。ただし、障害物には弱いので、通信状況を見ながら、合う設定や置き場所を探してみましょう。
切り替え可能な機種の場合は、特別な手続きをすることなく、簡単に設定変更できますよ。
以下は、FUJI Wifiの「FS030W」の変更手順です。
- 設定ツールにログイン
- プライマリ無線LAN設定
- 周波数帯域幅にて変更
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ2】ゲーム機以外の接続を切断
ポケットWiFiでスプラトゥーン2を楽しむためには、ゲーム機以外のWiFi接続を切ることもコツの1つです。たとえば、スマホやタブレットなどを繋ぎっぱなしにしていませんか?
スプラトゥーン2だけでも必要速度がギリギリな状況で、複数台を同時につなぐと、それだけ通信は不安定になります。うまくつながらない時は、他の機器の接続を一旦切ってみましょう。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ3】通信量無制限プラン
ポケットWiFiでスプラトゥーン2を楽しむポイントは、月間通信容量の無制限プランを選ぶこと。無制限だと、通信量を気にせず遊べますよね。
スプラトゥーン2の通信量の目安は、1試合(約5分間)で10~20MB、1時間で100~250MB程度です。1日ではそれほど使わなくても、月間上限が7GBのプランだと、通信量が気になってしまいますよね。
以下は、代表的なポケットWiFiの通信容量です。
プロバイダ | 通信量 |
FUJI Wifi | 無制限プランあり |
Y!mobile | 上限なしプランあり |
上記のとおり、無制限プランもありますね。契約時は、プランをよく見て選びましょう。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ4】3日間10GBの制限なし
スプラトゥーン2をポケットWiFiで楽しむためには、「3日間で10GB」の制限がないことも重要です。
ポケットWiFiには、月間通信量は上限なしでも、3日間で10GBを超えると速度制限がかかるタイプもあります。10GBを超えた場合、制限後の通信速度は約1Mbps。
前述のとおり、スプラトゥーン2に必要な速度は10Mbps以上です。そのため、制限がかかると、プレイするのは難しくなりますね。
以下は、代表的なプロバイダの通信制限です。
プロバイダ | 3日で10GBの通信制限 |
FUJI Wifi | 制限なし |
UQ WiMAX | 制限あり
※条件:3日で10GBを超えた場合 ※制限内容:翌日2時まで最大速度1Mbps |
10GBの制限あり・なし、それぞれのプロバイダがあります。よく見てご検討くださいね。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ5】お試しプランで試す
お試しプランがあるポケットWiFiで実際にプレイしてみるというのも、良い方法です。
同じ地域でも、周辺の状況によって電波の入り方が全く異なるのは、よくあること。自宅の通信状況で試してみなければ、快適に遊べるかどうかは、わかりませんよね。
以下は、代表的なプロバイダのお試し期間の有無です。
プロバイダ | お試しプラン |
FUJI Wifi | お試しプランあり
※お試し料金:500円(税別) |
どんなときもWiFi | お試しプランなし |
上記のように、FUJI Wifiには7日間のお試しプランがありますね。
返却遅延弁済金の2万円が少し気になる方もいるでしょう。しかし、この弁済金がかかるのは、大幅に遅れた場合です。通常の遅れでは、1日500円の返送遅延違約金が適用となります。
実際にスプラトゥーン2をプレイしてポケットWiFiを選びたい人には、とても良いプランですね。
【ポケットWiFiでスプラトゥーン2を遊ぶコツ6】契約期間の縛りなし
ポケットWiFiでスプラトゥーン2をプレイするには、契約期間の縛りにも注意が必要です。たとえば3年契約のポケットWiFiの場合、途中で解約するには解約金がかかります。
ゲームがうまく通信できるかわからない状態では、なかなか契約に踏み切れませんよね。そこで、契約期間の縛りなしのポケットWiFiで、試しに使ってみる方法がオススメです。
前項でお試しプランも紹介しましたが、遅延弁済金や最大10GBの縛りが気になる場合は、縛りなしで契約した方が、思う存分遊べますね。
以下は、代表的なプロバイダの契約期間です。
プロバイダ | 契約期間 |
FUJI Wifi | 縛りなし |
UQ WiMAX | 2年または3年(プランによる)
※解約しない場合は自動更新 |
縛りなしプランだと、気軽に申し込めますね。試しに使ってみて、通信状況が良ければそのまま契約し続けるというのが、お得な選び方ですよ。