格安SIMの契約には審査が必要。引っかからずにサクッと契約したいですよね。
格安SIMの審査は、大手キャリアなどと比べると比較的ゆるいため通過しやすいです。しかし、気を付けておかないと思わぬところで審査に引っかかってしまうことも。
そこで今回は、格安SIMの審査を通過するための方法を解説しています。紹介する項目は以下のとおりです。
- 格安SIMの審査に落ちる原因
- 審査のときに気を付けるポイント
- 審査に通らない人が行うべき対策
格安SIMの契約に何度も落ちてしまう方、審査を一発で通過したい方であればぜひ参考にしてみてください!
格安SIMの審査はゆるい
格安SIMの審査はゆるいです。特に問題のない方であれば、なんなく審査を通過できると思います。格安SIMの審査がゆるい理由は、審査方法を把握することで理解可能です。
回線契約の審査は以下の2種類あります。
- 割賦審査
- 契約審査
「割賦審査」とは、端末を分割購入するための審査です。言い換えるとローンを組むための審査ですね。
対して「契約審査」とは、回線の契約が可能かどうかを審査するものです。
特徴として割賦審査に比べ、契約審査の方が審査が簡単で通過しやすい点が挙げられます。
格安SIMは回線のみを利用する場合がほとんどではないでしょうか。つまり、格安SIMの審査方法は契約審査になります。これが格安SIMの契約がゆるい理由ですね。
もちろん、会社によって規約や審査方法が異なるため場合によっては審査が厳しい会社も存在するかもしれません。ただ、格安SIMの契約において、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
格安SIMの審査に落ちる原因はなに?
上記で、格安SIMの審査はゆるいと述べさせていただきました。しかし、審査に落ちてしまう方も当然います。原因はどこにあるのでしょうか。
ここからは、格安SIMの審査に落ちてしまう原因で主なものを4つ紹介します。審査に落ちてしまうという方は、以下のいずれかに該当している可能性が非常に高いです。
- 申請に不備がある
- 過去に携帯料金の未払いがある
- 信用情報期間からブラックリストに登録されている
- 回線数の上限を超えている
詳細は以下をご覧ください。
【格安SIMの審査に落ちる原因1】申請に不備がある
格安SIMの審査に落ちる原因その1は申請に不備があるというもの。審査に落ちてしまう原因で一番多いですね。
本人確認書類に不足があったり、入力した情報が間違っていたりすれば当然審査から落とされてしまいます。申請前に規約を読み込んで、必要な書類をきちんと把握しておきましょう。公式サイト等で必要なものは必ず明示されています。
申請時の不備として起きやすい点を以下でまとめてみました。
- アップロードした確認書類の写真が不鮮明
- 書類に不足がある
- 対応していないクレジットカード
- 申請内容と申請した書類の名義が異なる
- MNP予約番号の期限が切れている
- 住所が異なる
申請の不備による審査落ちはよくあるので、審査に落ちてしまった方はまずは申請した内容の見直しから行うとよいです。
【格安SIMの審査に落ちる原因2】過去に携帯料金等の未払いがある
格安SIMの審査に落ちる原因その2は、過去に携帯料金の未払いがあることです。いわゆる携帯ブラックですね。未納、滞納、強制解約の経験がある人はこれが原因で審査に通過できていない可能性があります。
通信業者同士は顧客の支払いに関する情報を共有しています。そのため、過去に別のキャリアで支払いが滞った経歴があると審査が通過できないことも。
「私はきちんと支払っているから大丈夫」と思っている方でも、油断は禁物。引っ越しなどにより請求書が届かなかったことで、知らないうちに未払い扱いとなっている場合があります。
会社としては、支払い能力に問題がありそうな人とは契約したくないですよね。未納、滞納、強制解約の経験がある人は、その点で審査に落ちているかもしれません。
【格安SIMの審査に落ちる原因3】信用情報機関からブラックリストに登録されている
格安SIMの審査に落ちる原因その3は信用情報期間からブラックリストに登録されていることです。ローンの未払いや滞納が過去にあった場合、金融ブラックとして扱われます。支払い能力に問題があるという扱いをされるんですね。
携帯料金の支払いをクレジットカードで行っており、なおかつ滞納していた方は「携帯ブラック」と「金融ブラック」2種類のブラックリストに登録されている可能性があります。2種類のブラックリストに載っていれば、審査が厳しくなるのは当然ですよね。
信用情報期間に開示を行えば、自身が金融ブラックになっているかどうか確認可能です。格安SIMの審査に落ちてしまう原因となるので、気になる方は一度確認してみてはいかがでしょうか。
【格安SIMの審査に落ちる原因4】回線数の上限
格安SIMの審査に落ちる原因その4は、回線数の上限を超えてしまったということです。同一名義で契約できる回線数には上限がある場合がほとんど。同一名義で5回線までと定めている会社が多いです。
家族で回線の契約を行う場合、母親や父親の名義で複数の回線を契約するケースも多いですよね。
普段、契約する際に回線数を気にしている方は少ないと思います。その分つまづきやすいポイントでもあるので思い当たる節がある方は一度、回線数の上限を確認してみましょう。
格安SIMの審査時に気をつけるべきポイント
格安の審査に通過しやすくするには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。ここからは、格安SIMの審査時に気を付けるべきポイントを3つ紹介します。
- 延滞や未納は解消しておく
- 申請書類は事前によく確認する
- 名義を同一にする
それぞれ、以下で確認していきましょう。
【格安SIMの審査を通過するポイント1】延滞や未納は解消しておく
もし携帯料金支払いの延滞や未納がある場合は、解消してから申し込みましょう。格安SIMの審査がいくらゆるいといっても、延滞や未納がある方は契約できません。
そもそも、契約の際に審査がある理由はちゃんと料金を支払ってくれるかどうかをチェックするためです。
現在進行形で延滞、未納を行っている人に対して「きちんと料金を払ってくれそうだな」と判断する会社が少ないのは当然ですよね。
もし現時点で何かしらの延滞や未納がある場合は、一度それらを解消してからの申請をおすすめします。
【格安SIMの審査を通過するポイント2】
申請書類は提出前によく確認する
格安SIMの審査を通過するポイントその2は、申請書類は提出前によく確認するということです。「何をあたり前のことを」と思うかもしれませんが、実際一番多いミスなのでよくよく注意したほうがよい点であることは事実です。
再度、申請時に多いミスを記載しておくので確認しておきましょう。
- アップロードした確認書類の写真が不鮮明
- 書類に不足がある
- 対応していないクレジットカード
- 申請内容と申請した書類の名義が異なる
- MNP予約番号の期限が切れている
- 住所が異なる
補足すると、書類の不足に関して特に多いのが「本人確認書類」の不足。本人確認書類として扱えるものは会社ごとに違いますし、補助書類として別の書類が必要になる場合があります。
公式ホームページ等で必要書類は確認可能です。申請時のミスで審査に落ちるのはもったいないので、申請前によく確認しておきましょう。
【格安SIMの審査を通過するポイント3】名義を同一にする
格安SIMの審査を通過するポイントその3は名義を同一にするということです。支払い方法の登録や電話番号の引き継ぎを行う際に、名義が異なることで審査に落ちてしまう可能性があるんですよね。
例えば、契約するのが「山田」さんなのに、クレジットカードの名義が「村田」さんである場合。このように契約者と支払う方の名義が違うことで審査に落ちてしまう場合があります。
他にも、電話番号を他社から引き継ぎ場合にも名義のズレが生じる可能性があります。前の会社では親の名義で借りていたが、今回の会社は自分の名義で契約する場合などです。
このように引っ越しの際、契約者の名義が違うことでも審査から落とされる可能性が非常に高いです。
格安SIMの審査を通過するためにも、引っ越し前に名義の変更を行ったり、クレジットカードや口座の名義を契約者の名義と同じにしておきましょう。
格安SIMの審査に通らない!取るべき対策方法
上記のポイントを抑えても、格安SIMの審査が通らないという方もでてくるかもしれません。
格安SIMの審査にどうしても通らないという方は、是非以下の対策方法を試してみてください。
- 会社に問い合わせてみる
- 自分以外の名義で申請する
- 端末の分割購入を避ける
- 口座振替に対応している会社で契約する
- 審査の不要なSIMを利用する
詳細は以下をご覧ください。
【格安SIMの審査に通らないときの対策1】会社に問い合わせる
まずは、会社に問い合わせてみましょう。なぜ審査が通過できないのか教えてもらえる場合があります。
公式ホームページにてカスタマーセンターへの電話番号や、メールフォームが設置されているはずです。何度も審査に落ちてしまうという方は、是非一度問い合わせを行ってみるとよいでしょう。
意外な原因で審査から落とされているかもしれません。
【格安SIMの審査に通らないときの対策2】自分以外の名義で申請する
格安SIMの審査に通らないときの対策2つ目は自分の以外の名義で申請する方法です。自分の名義で審査に落ちてしまうのであれば、別の人に契約してもらうのも有効な手段です。
一番楽なのは、家族に契約してもらうことですね。家族であれば、支払いのやりとりもスムーズに行えますよね。
自分の名義で契約することに固執せず、他の人の名義で契約することも検討してみてはいかがでしょうか?
【格安SIMの審査に通らないときの対策3】端末の分割購入を避ける
格安SIMの審査に通らないときの対策3は、端末の分割購入を避けることです。端末を分割で購入すると割賦審査になります。割賦審査になると、審査が厳しくなるので避けた方がいいです。
もし端末を購入したいのであれば、一括で購入するか別で用意したほうがよいですね。こうすることで割賦審査を避けられます。
【格安SIMの審査に通らないときの対策4】口座振替に対応している会社で契約する
格安SIMの審査に通らないときの対策その4は、口座振替に対応している会社で契約することです。格安SIMの中には口座振替に対応している会社も一定数存在します。
クレジットカードによる審査とくらべ、口座振替の方が審査がゆるいんですよね。支払い方法を変更するだけで契約できる可能性があがります。
今まで携帯電話を口座振替で行っていた経験があるのであれば問題なく契約できるでしょう。
【格安SIMの審査に通らないときの対策5】審査の不要なSIMを利用する
格安SIMの審査に通らないときの対策その5は、審査の不要なSIMを利用することです。上記の対策すべてを試しても審査に通らなかった場合、格安SIMの利用をあきらめて、別の方法で回線を契約することも検討してみましょう。
例えば、プリペイド式のSIMであれば料金が前払いであるため審査が必要ありません。使い切りという形で、回線を利用できます。
格安SIMの利用ができればそれが一番ですが、万が一ダメだったときの対策としてプリペイドSIMも頭にいれておきましょう。