格安SIMを契約したはいいものの、いろいろ不満がでてしまい「別の格安SIMに乗り換えしたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
格安SIMの乗り換えを行う際はいくつか気を付けるべきポイントがあります。そこで今回は、格安SIMの乗り換えについて、以下の項目を解説します。
- 格安SIMを乗り換えて発生した後悔
- 格安SIMを乗り換える際に確認すべきポイント
- 乗り換えにオススメの格安SIM
今回の記事を読んで、格安SIMの乗り換えに関する疑問を解決しちゃいましょう!
格安SIMを乗り換えて後悔。知っておくべき注意点
格安SIMは月額料金が安く設定されているので、魅力的に感じる方も多いですよね。しかし、安易に格安SIMに乗り換えたことで後悔してまった方は多くいます。
格安SIMの乗り換えを検討している、または、格安SIMへの乗り換えを検討している方にとって「実際のところどんな後悔があるんだろう?」というのは気になりますよね。
そこで、格安SIMに関する後悔をSNSで調査してみました。そこから見えてきたのは、以下のような後悔です。
- 今まで使っていた端末が使えない
- スマホが使えない期間が発生した
- 違約金が発生してしまった
- 通信速度がとにかく遅い
なぜこのような事態が発生してしまうのか、理由も含めて詳細を解説しますね。
【格安SIMの乗り換えで後悔1】今まで使っていた端末が使えない
ずっとソフバンのiphone5c使ってたけど、格安スSIMが使えなかったから買い替えたよ…。
「ソフトバンクiPhone向け格安SIM」がついに登場へ 得するユーザーは誰? – Yahoo!ニュース https://t.co/0Phd0digYl #Yahooニュース
— 新田奈々 (@nittanana) February 15, 2017
格安SIMの乗り換えで起きる後悔その1は、今まで使っていた端末が利用できなくなるということです。じつは、SIMカードと端末の組み合わせによっては、適切に利用できない場合があります。
もし、契約したSIMが利用できなけば対応している端末に変更するか、契約する会社やプランを変更しなくてはなりません。
乗り換えによって、今まで使えていた端末が使えなくなるというのが1つ目の後悔です。
【格安SIMの乗り換えで後悔2】スマホが使えない期間が発生した
(続き)
1.一旦片方の契約を解除し、容量シェア用のSIMを再発行。
2.新たな携帯番号となる。
新しいSIMは郵送。届くまでスマホ使えない期間が発生
新しい電話番号って、すでに様々な所に登録しているのに全部再登録必要
当時は、容量シェア制度は無かった
— まっつん@note公開中 (@mattun_s_r) October 11, 2019
格安SIMを乗り換える後悔の2つ目として、スマホが使えない期間が発生してしまうというものがあります。スマホが使えない理由は、解約して新たに契約するまでの間に空白期間が発生してしまうからです。
電話番号を引き継いで乗り換えを行う際には、現在契約している会社から「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。
実は、このMNP予約番号を発行してもらった時点でその会社とは解約したという扱いになるんです。新しい会社で契約を結ぶまでスマホは利用できません。
このように、格安SIMに乗り換える過程で、スマホが使えない期間が発生し「乗り換えるべきではなかった」と後悔する人が一定数いるんですね。
【格安SIMの乗り換えで後悔3】違約金が発生してしまった
ソフトバンクから格安SIMに乗り換えようと思ったら違約金1万4千円かかるとか言われた。「契約して2年以上経ってるんですけど」って言うたら、「自動更新です」言われて、解約がタダになるのは来年の3月言われて、とりあえずまた考え直しますって言って切ってんけど明らかにおかしいよな?(続く)
— きゃこ (@luuuuc2) December 8, 2019
格安SIMの乗り換えでの後悔その3は、違約金が発生してしまったことです。
解約するタイミング、会社の規約によっては違約金が発生する場合があります。安い会社だと、1000円程度で抑えられますが、高い会社だと1万円~2万円かかる場合も。
違約金の制度がある会社は同時に最低利用期間も設けています。音声通話SIMには1年縛りがある場合がほとんどで、場合によっては2~3年の縛りがある会社も。
また、更新月を逃すと自動更新されてしまう場合もあるので注意しましょう。
このように、解約するタイミングを間違ったことで違約金が発生し、乗り換えを後悔してしまう方もいます。
【格安SIMの乗り換えで後悔4】通信速度がとにかく遅い
覚悟はしてたけど
格安SIMマジ通信速度遅い…
外でWEB閲覧はまともにできないレベル。— Kenzi@目指せ月30〜! (@Kenzi76867932) December 17, 2019
格安SIMの乗り換えで起きる後悔の4つ目は、格安SIMの通信速度が遅いということ。
格安SIMは大手キャリアの回線を借りています。どの程度借りているかは会社によって異なるので、乗り換えの結果スピードが遅くなることも。
借りている親会社は同じでも、乗り換えの結果スピードが遅くなったということは十分にありえます。
もちろんすべての格安SIMが遅いわけではありません。ただ、きちんと選ばないと通信速度が遅い格安SIMを選ぶ可能性は高いです。
失敗しないために!格安SIMを乗り換えるときに確認すべきポイント
上記では、格安SIMの乗り換えに関する後悔を紹介してきました。では、どういった点に気を付ければ、適切な格安SIMを選べるのでしょうか?
乗り換える格安SIMを選ぶ際、確認すべきポイントは以下の3つです。
- 使用端末と回線の組合わせ
- 即日MNPに対応しているか否か
- 解約月はいつか・違約金はいくらかかるのか
詳細は以下をご覧ください。
【格安SIMの乗り換えでの確認ポイント1】
使用端末と回線の組み合わせ
格安SIMへ乗り換えを行う際、まずはじめに確認すべき点は使用する端末と回線の組み合わせです。
端末と回線の組み合わせがミスマッチだと、そもそもスマホが利用できません。せっかく乗り換えたのにスマホが使えないのはもったいないですし、困りますよね。
端末に関しては以下の3つのうち、いずれかを満たせばOKです。
- SIMフリーの端末を利用する
- SIMロックを解除した端末を利用する
- 以前利用していた回線と同じ系列の回線を利用する
SIMフリー端末とは、docomo、au、ソフトバンクの回線に問わずどの回線でも利用できる端末。Amazonなどで購入可能ですよ。
店頭で購入したスマホをそのまま利用したい方は、SIMロックを解除して、SIMフリー端末にしてしまいましょう。ロックを解除すればどの回線でも利用可能になりますよ。
もし、SIMロックの解除がめんどうという方であれば、対応している回線を提供している格安SIMを利用しましょう。格安SIMは3大キャリアのうちいずれかの回線を利用しています。
もし、自分の端末が使えるかどうか不安だという方は、格安SIMのホームページで対応している端末を確認できます。格安SIMの契約を結ぶのであれば、まずは端末とSIMが対応しているかどうかを把握しましょう。
【格安SIMでの乗り換えポイント2】
即日MNPに対応しているか
格安SIMを乗り換える際に確認すべき点2つ目は、即日MNPに対応しているかどうかです。
即日MNPとは、SIMカードが届いた後にMNP予約番号を取得し乗り継ぎを行う方法のこと。即日MNPを利用すれば、スマホが利用できない期間がほぼ0になりますよ。
普通のMNPでは、予約番号を取得しから新規契約の手続きに入ります。しかし、普通にMNPを行うと最短でも3日の空白期間が発生するのがデメリット。
即日MNPに対応しているかどうか確認しておけば、スムーズに格安SIMを利用できますよ。
【格安SIMでの乗り換えポイント3】解約月はいつか・違約金はいくらか
格安SIMの乗り換えで確認すべきポイントの3つ目は解約月と違約金の金額についてです。
解約月とは、違約金なしで解約できる月のこと。違約金とは、解約月以外で解約してしまった場合に支払わなくてはいけないお金のことです。
できればいらぬ出費は避けたいですよね。できるだけ更新月に解約するのがベストです。
もし、更新月以外に解約したくなった場合は、どのくらいの違約金がかかるのか把握し、納得した上で解約しましょう。
格安SIMを乗り換えるならおすすめの会社5選
ここからは、乗り換えにオススメの格安SIMを5つ紹介します。
- Y!mobile
- Rakuten Mobile
- IIJmio
- mineo
- U-mobile
即日MNPに対応しているかどうか、どんな人にオススメなのかなどを紹介しているので是非参考にしてみてください。
Y!mobile
Y!mobileは以下の人にオススメです。
- 音声通話をよく利用する人
- 知名度のある会社で契約したい人
Y!mobileは10分間国内通話が無料になるプランがあるため、音声通話をよく利用する方に特にオススメです。Y!mobileに関する基本情報は以下をご覧ください。
月額料金 | 2680円~4680円※割引を適応すればもっと安くなる |
容量 | 3~14GB |
即日MNP | 不可 |
使用回線 | ソフトバンク |
違約金 | 0円 |
最低利用期間 | なし |
料金プランは以下、3つのプランから成り立っています。各プラン割り引きがあり、契約から6カ月間は表示価格より安くなるのもありがたいですね。
Sプラン(3GB) | 2680円 |
Mプラン(9GB) | 3680円 |
Rプラン(14GB) | 4680円 |
Rakuten Mobile
Rakuten Mobileは以下の人にオススメです。
- 幅広い料金プラン・容量から選びたい
- 一番シェアのある会社を選びたい
- 低速モードになってもある程度の通信速度が欲しい
Rakuten Mobileは格安SIM業界でトップシェアであり、幅広いプランを提供しています。確実な会社で契約したいのであればオススメですね。
また、Rakuten Mobileは低速モードであっても、通信速度が1Mbpsもあるため問題なくネットの利用が可能です。
Rakuten Mobileの基本内容は以下のとおり。
月額料金 | 525円~6150円 |
容量 | 3.1GB~30GB |
即日MNP | 可能 |
使用回線 | docomo au ※2019年10月から楽天回線を開始 |
違約金 | 0円 |
最低利用期間 | なし |
月額料金、およびプランについては以下を参考にしてください。
【組み合わせプラン】
容量 | 通話SIM | データSIM+SMS | データSIMのみ |
ベーシックプラン | 1250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1600円 | 1020円 | 900円 |
5GBプラン | 2150円 | 1570円 | 1450円 |
10GBプラン | 2960円 | 2380円 | 2260円 |
20GBプラン | 4750円 | 4170円 | 4050円 |
30GBプラン | 6150円 | 5520円 | 5450円 |
【スーパーホーダイプラン】
容量 | 月額基本料金 |
2GB | 2980円 |
6GB | 3980円 |
14GB | 5980円 |
24GB | 6980円 |
IIJmio
IIJmioは以下の人にオススメです
- 気軽に格安SIMを試したい
- 余った容量を家族でシェアしたい
IIJmioは料金が安めに設定されており、初めての利用者でも始めやすいです。また、1つの回線を複数人で共有できるため容量を無駄無く利用できます。
基本事項は表を確認してください。
月額料金 | 900円~2260円 |
容量 | 3GB~12GB |
即日MNP | 可能 |
使用回線 | docomo au |
違約金 | 1000円~12000円※1か月ごとに1000円ずつ減額 |
最低利用期間 | 1年 |
月額料金の詳細は以下のようになっています。
容量 | 音声通話+SMS +データ通信 |
SMS+データ通信 | データ通信のみ |
3GB(ミニマムスタートプラン) | 1600円 | docomo回線:1040円 au回線:900円 |
900円 |
6GB(ライトスタートプラン) | 2220円 | docomo回線:1660円 au回線:1520円 |
1520円 |
12GB(ファミリーシェアプラン) | 2260円 | docomo回線:1700円 au回線:1560円 |
1560円 |
mineo
mineoは以下の人にオススメです
- 自分の都合に合わせていろんな容量のなかから選びたい
- どの回線にも対応している回線がいい
- 利用者が多い格安SIMを選びたい
mineoは格安SIMの中で2番目のシェアをもっています。容量プランの豊富さ、トリプルキャリアに対応しているのが特徴で、mineoを利用しておけば、ほぼほぼスマホが使えないという事態は考えにくいでしょう。
基本事項は表を確認してください。
月額料金 | 700円~6950円 |
容量 | 500MB~30GB |
即日MNP | 可能 |
使用回線 | docomo au ソフトバンク |
違約金 | 0円 |
最低利用期間 | なし |
- 月額料金は以下のとおりです。
※Aプラン=au・Dプラン=docomo・Sプラン=ソフトバンク
通話+データ通信 | データ通信のみ | |
500MB | Aプラン:1310円 Dプラン:1400円 Sプラン:1750円 |
A:700円 D:700円 S:790円 |
3GB | A:1510円 D:1600円 S:1950円 |
A:900円 D:900円 S:990円 |
6GB | A:2190円 D:2280円 S:2630円 |
A:1580円 D:1580円 S:1670円 |
10GB | A:3130円 D:3220円 S:3570円 |
A:2520円 D:2520円 S:2610円 |
20GB | A:4590円 D:4680円 S:5030円 |
A:3980円 D:3980円 S:4070円 |
30GB | A:6510円 D:6600円 S:6950円 |
A:5900円 D:5900円 S:5990円 |
U-mobile
U-mobileは以下の人にオススメです。
- 格安SIMで無制限プランを利用したい
- ちょっとだけデータ通信が行えればいい
U-mobile最大の特徴は、LTE回線の無制限プランが用意されている点です。格安SIMで通信容量を気にせずにスマホを利用したい方に向いています。料金も最大2980円とかなり安く設定されていますね。
基本内容は以下のとおりです。
月額料金 | 880円~2980円 |
容量 | 1~25GBもしくは無制限 |
即日MNP | 不可 |
使用回線 | docomo ソフトバンク |
違約金 | 3500円~9500円※解約時期、利用プランによって異なる |
最低利用期間 | 0~12カ月※プランによってことなる |
月額料金は以下のようになっています。
【音声通話】
プラン名 | 容量 | 料金 |
通話プラス | 25GB | 2880円 |
3GB | 3GB | 1580円 |
5GB | 5GB | 1980円 |
ダブルフィックス | ~3GB | 1GB以下1480円 1GB超過1780円 |
LTE使い放題 | 使い放題 | 2980円 |
LTE使い放題2 | 使い放題 | 2730円 |
USEN MUSIC SIM | 使い放題 | 2980円 |
U-mobile for iPhone | 使い放題 | 2980円 |
【データ通信】
データ専用プラン | 容量 | 料金 |
1GB(U-mobile S) | 1GB | 880円 |
3GBプラン(U-mobile S) | 3GB | 1580円 |
7GBプラン(U-mobile S) | 7GB | 2980円 |
30GBプラン(U-mobile S) | 30GB | 4980円 |
1GB | 1GB | 790円 |
5GB | 5GB | 1480円 |
ダブルフィックス | ~3GB | 1GB以下680円~ 1GB超過900円 |
LTE使い放題 | 使い放題 | 2480円 |