格安SIMを契約するタイミングで、名義変更を行いたい方も多いと思います。しかし、残念ながら格安SIMのほとんどが名義変更に対応していません。名義変更ができないと契約者の変更ができずに困りますよね。
そこで今回の記事では、格安SIMで名義変更をしたいときの対処法を紹介します。具体的な項目は以下のとおり。
- 格安SIMで名義変更をする方法
- 格安SIMに切り替える前にやるべきこと
- 名義変更に対応している格安SIM4社
適切な対処方法をしっていれば、格安SIMを利用しつつ名義を変更することは可能です。今回の記事で変更方法が分かるのでぜひ参考にしてみてください。
格安SIMでは基本的に名義変更が出来ない
冒頭でも触れたとおり、格安SIMは基本的に名義変更ができません。ここでいう名義変更とは「契約者の譲渡」を指します。
契約者の譲渡を行うパターンとして特に多いのが、親名義から子供名義への変更ですよね。子どもが自立したので名義を変えたいという人も多いハズ。
ただし格安SIMでは、子供が成長して名義を変更しようと思ったときなどに、格安SIMでは名義変更に対応できません。
契約者の変更が行えないと、支払い先の変更や、電話番号の引き継ぎが行えないのがデメリット。かといって新規契約を結ぶとなると電話番号が変わるので、周知に手間がかかります。
格安SIMは基本名義変更ができないので、格安SIMを利用しつつ名義を変更するには工夫が必要です。方法は以下で解説しますね。
格安SIMでも名義変更をする方法は?
格安SIMでも名義変更する方法は2つあります。
- MNP前にキャリアで名義変更
- 名義変更な会社に乗り換え
詳細は以下で解説しますね。
【格安SIMで名義変更する方法1】
MNP前にキャリアで名義変更
これから格安SIMに変える方は、キャリアのうちに名義変更するのが簡単です。
まだキャリア回線を契約しているのであれば、先に変更の手続きを済ませてしまいましょう。
docomo、au、ソフトバンクの3大キャリアは問題なく名義変更に対応しています。格安SIMの利用を検討しているのであれば事前に名義を変更しておくのが吉。各キャリアの名義変更方法は後の章で解説しているので参考にしてみてください。
【格安SIMで名義変更する方法2】名義変更可能な会社に乗り換える
格安SIMで名義変更する方法その2は名義変更が可能な会社に乗り換えることです。数は少ないですが、名義変更に対応している格安SIMは存在します。
名義変更に対応している格安SIM会社は以下の4つです。
- OCNモバイルONE
- mineo
- イオンモバイル
- Y!mobile
それぞれの特徴は名義変更ができる格安SIMの会社4つの章で解説しています。
上記のような名義変更可能な格安SIMに乗り換えれば、名義変更に関する問題は解決です。
格安SIMに切り替える前に!キャリアで名義変更する方法
格安SIMに切り替える前にキャリアで名義変更を行えば格安SIMで名義変更ができないと悩むことはありません。
以下ではdocomo、au、ソフトバンクの名義変更方法を解説しています。基本的に、どのキャリアでも変更方法に大差はありませんが、手数料が若干違うので手続き前に確認しておいてください。
docomoでの名義変更方法
手数料 | 2000円 |
手続き場所 | ショップ |
docomoの名義変更手続きはショップで行います。名義の変更を行いたい旨を店員にさんに伝えて各種手続きを進めていきましょう。
手数料が2000円が翌月に携帯料金と一緒に請求されるので、現金は特に必要ありません。
基本的に契約を譲り渡す人と譲り受ける人の2名でショップを訪れてください。どうしても厳しければ、譲り渡す人の委任状をもって、譲り受ける人のみでの契約も可能です。
【譲り渡す人の持ち物】
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
【譲り受ける人の持ち物】
- 本人確認書類
- クレジットカードかキャッシュカードor銀行通帳と届印
docomoは事前に来店予約が可能。予約を入れておくとスムーズに案内されるのでオススメです。
本人確認書類の詳細や現在特殊な状況にいる方の対応に関しては公式ホームページにて確認してください。
auでの名義変更方法
手数料 | 2700円 |
手続き場所 | ショップ |
auの名義変更手続きもdocomoと同様にショップで行います。手数料2700円は携帯料金との合算です。なので現金は特に必要ありません。
契約を譲り渡す人と譲り受ける人の2名でショップを訪れてください。どうしても厳しければ、譲り渡す人の委任状を用意することで、譲り受ける人のみでの契約も可能です。
必要な持ち物は以下のとおり。
【譲り渡す人の持ち物】
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
- 印鑑
【譲り受ける人の持ち物】
- 本人確認書類
- 印鑑
- クレジットカードかキャッシュカードor銀行通帳と届印
ソフトバンクでの名義変更方法
手数料 | 3000円※家族割引を引き継ぐ場合の名義変更は無料。 |
手続き場所 | ショップ |
ソフトバンクの名義変更手続きはショップで行います。名義の変更を行いたい旨を店員にさんに伝えて各種手続きを進めていきましょう。
手数料が3000円が翌月に携帯料金と一緒に請求されるので、現金は特に必要ありません。家族割を引き継ぐ場合は手数料0円で名義変更できます。
ソフトバンクもほかのキャリアと同様に譲り渡す人と譲り受ける人の2人でショップを訪れてください。厳しければ、譲り渡す人の委任状を利用し。譲り受ける人のみでの契約も可能です。
必要な持ち物は以下のとおり。
【譲り渡す人の持ち物】
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
【譲り受ける人の持ち物】
- 本人確認書類
- 通帳かキャッシュカード+届印。もしくはクレジットカード
名義変更ができる格安SIMの会社4つ
ここからは、名義変更ができる格安SIMを4つ紹介します。
- OCNモバイルONE
- Mineo
- イオンモバイル
- Y!mobile
詳細は以下をご覧ください。
【名義変更ができる格安SIM1】OCNモバイルONE
名義変更ができる格安SIMの1つ目は「OCNモバイルONE」です。料金プランは以下のようになっています。
容量 | 通話+SMS+データ通信 | SMS+データ通信 | データ通信のみ |
1GB | 1180円 | – | – |
3GB | 1480円 | 1000円 | 880円 |
6GB | 1980円 | 1500円 | 1380円 |
10GB | 2880円 | 2400円 | 2280円 |
20GB | 4400円 | 3920円 | 3800円 |
30GB | 5980円 | 5500円 | 5380円 |
※表記は基本料金。光モバイル割を適応すればさらに安くなります。
名義変更の手順は以下の3ステップ
- 名義変更受付センターへ連絡
- 申請書を記入
- 申請書を返送する
キャリアでの名義変更と比べると少し手間が多いですね。
申請書はホームページからダウンロード可能です。申請書を記載したら、本人確認書類を用意して返送しましょう。問題がなければ変更完了です。
名義変更の手数料として1回線につき800円かかるので注意しておきましょう。
【名義変更ができる格安SIM2】Mineo
名義変更ができる格安SIMその2はMineoです。料金プランは以下のとおり。
※Aプラン=au・Dプラン=docomo・Sプラン=ソフトバンク
通話+データ通信 | データ通信のみ | |
500MB | Aプラン:1310円 Dプラン:1400円 Sプラン:1750円 |
A:700円 D:700円 S:790円 |
3GB | A:1510円 D:1600円 S:1950円 |
A:900円 D:900円 S:990円 |
6GB | A:2190円 D:2280円 S:2630円 |
A:1580円 D:1580円 S:1670円 |
10GB | A:3130円 D:3220円 S:3570円 |
A:2520円 D:2520円 S:2610円 |
20GB | A:4590円 D:4680円 S:5030円 |
A:3980円 D:3980円 S:4070円 |
30GB | A:6510円 D:6600円 S:6950円 |
A:5900円 D:5900円 S:5990円 |
他にもいくつかプランがありますが、すべて紹介していると膨大になるので省略します。さらにほかのプランを知りたい方は公式ホームページを確認してください。
Mineoの名義変更は以下の手順で行われます。
- 窓口へ電話して要望を伝える
- 同意書の郵送
- 同意書の記載および返送(必要書類もあわせて)
- 不備がなければ変更完了
こちらもキャリア回線の名義変更より若干手間がかかるのが難点。
Mineoの名義変更は「mineoサポートダイヤル」から手続きを行うことで可能です。電話で連絡をいれたら、住所に同意書が送られてくるので必要事項を記載して変更しましょう。
手続きには譲渡する側、される側の本人確認書類とクレジットカードが必要になるので要注意。名義変更にかかる手数料は3300円ですが、3親等以内の家族間であれば無料です。
Mineoはおためしプランも用意されているので、気になっている方は始めやすいと思います。
【名義変更ができる格安SIM3】イオンモバイル
名義変更ができる格安SIMその3はイオンモバイルです。以下は音声プランとデータプランの料金になります。
容量 | 音声プラン | データプラン |
500MB | 1130円 | — |
1GB | 1280円 | 480円 |
2GB | 1380円 | 780円 |
4GB | 1580円 | 980円 |
6GB | 1980円 | 1480円 |
8GB | 2680円 | 1980円 |
12GB | 3280円 | 2680円 |
20GB | 4680円 | 3980円 |
30GB | 5680円 | 4980円 |
40GB | 6980円 | 6480円 |
50GB | 8980円 | 8480円 |
イオンモバイルは端末を受け取った店舗で変更が可能です。本人確認書類が必要になるので忘れないようにしましょう。名義変更にかかる手数料は3000円です。
プランの種類が多いため、自分にあった容量を選択しやすいのがイオンモバイルの良い点です。データプランであれば480円からはじめられるので、こちらも利用しやすい格安SIMのひとつではないでしょうか?
【名義変更ができる格安SIM4】Y!mobile
名義変更ができる格安SIMその4はY!mobileです。スマホプランと、データプランの料金は以下のとおりです。
【スマホプラン】
容量 | スマホプラン |
3GB(プランS) | 2680円 |
9GB(プランM) | 3680円 |
14GB(プランR) | 4680円 |
【データプラン】
1GB(プランS) | 1980円 |
7GB(プランL) | 3696円 |
Y!mobileは全国にショップを構えているため、名義変更の手続きもショップで行います。お近くのワイモバイルショップをおたずねください。
必要なものは本人確認書類と印鑑、印鑑がなければ本人のサインでも対応しています。
名義の変更にかかる手数料は3000円です。
大手企業であるYahoo!が運営しているため、信頼性は問題ありません。他の格安SIMと比べるとプランの豊富さでは劣りますが、知名度が高い会社で契約したいという方にはオススメです!