ポケットWiFiという言葉はよく聞くものの、仕組みについてはイマイチよくわかっていないという方も多いのではないでしょうか。
調べても専門的な言葉が多く使われているので、意味がわかりづらいですよね。
そこで本記事ではポケットWiFiについて、どこよりもわかりやすく解説します!
- ポケットWiFiの概要
- メリット・デメリット
- 選ぶときに見るべきポイント
- おすすめのポケットWiFi
ポケットWiFiについて詳しく知りたい方や、これから購入を検討している方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
Contents
ポケットWiFiとは?サクッと30秒で概要解説!
ポケットWiFiを簡単に説明すると「持ち運びができる、インターネットに接続するための機械」です。
基地局から出ている電波をポケットWiFiが受け取り、スマートフォンやパソコンなどに送信してインターネットに接続します。
パソコンやゲーム機器などは、基本的に自分でインターネットにつなげない端末です。そこでポケットWiFiを利用することでインターネットに接続し、ネットサーフィンをしたりゲームをダウンロードしたりできます。
インターネットに接続する方法はたくさんありますが、ポケットWiFiはその中でも持ち運性に優れていて、外出先でも快適に通信が可能です。
ネットにつなげない機器に電波を送るための、持ち運びのしやすい端末がポケットWiFiだと考えておきましょう。
ポケットWiFiのメリットとデメリットは?
インターネットに接続する方法は、ポケットWiFi意外にもいろいろ存在します。特に自宅に回線を引っ張る光回線は、ポケットWiFiと同じくらい主要な方法です。
ではその中で、ポケットWiFiにどのようなメリットとデメリットがあるのか、こちらで詳しく解説します。
【メリット】
・持ち運びが簡単
・接続できるエリアが広い
・契約してすぐに利用できる
・料金がリーズナブル
・セキュリティが安心
【デメリット】
・光回線に比べて速度が不安定
・通信制限がある機種も存在する
【ポケットWiFiのメリット1】持ち運びが簡単
ポケットWiFiの大きなメリットとして、持ち運びが簡単な点があげられます。
大きさは機種によってまちまちですが、かばんのポケットに入るサイズに作られており、重量も120g~150g程度でかなり軽いです。
荷物の負担になることなく、出先でも快適にインターネットが利用できるのは、ポケットWiFiのメリットと言えます。
【ポケットWiFiのメリット2】接続できるエリアが広い
ポケットWiFiは、接続できるエリアが広いです。
契約する業者によって利用する回線は変わりますが、主に以下の2種類が使われています。
- 4G/LTE回線
- WiMAX回線
1の4G/LTE回線はスマートフォンに使われているものと同じなのでかなりエリアが広く、人口カバー率は99%です。
WiMAXはLTEに比べてエリアが狭いですが、関東や関西の主要な場所では問題なくつながります。
どこでもインターネットにつなげられるのは、ポケットWiFiならではのメリットです。
【ポケットWiFiのメリット3】契約してすぐに利用できる
ポケットWiFiは、通信業者と契約してすぐに使えます。
契約して2~3日以内には端末が手元に届くので、そこにSIMカードを差し込めば利用可能です。
もし光回線だと契約をしてから工事が必要なので、2週間~1ヶ月はかかってしまいます。
旅行や引っ越しにも対応しやすいので、早く利用できるというのはポケットWiFiのメリットです。
【ポケットWiFiのメリット4】料金がリーズナブル
ポケットWiFiは、料金がリーズナブルに利用できます。
同じくインターネット接続が可能な光回線と比べると、その差は大きいです。
ポケットWiFi | 光回線 | |
初期費用 | 約3,000円 | 約20,000円 (工事費用) |
月額料金 | 3,000円~4,000円 | 約5,000円 |
1年間利用した場合 | 39,000円~51,000円 | 約80,000円 |
さらに持ち運びも可能だと考えると、コストパフォーマンスは高いですよね。
安価で利用できる点も、ポケットWiFiのメリットです。
【ポケットWiFiのメリット5】セキュリティ面が安全
ポケットWiFiは、セキュリティ面で安全に利用できます。
カフェやホテルなどではフリーWiFiが使えることがありますが、誰でもアクセスできるためハッキングの恐れがあり、安全とは言えません。
ポケットWiFiであればパスワードを入力した人しか接続できないので、ハッキングされる可能性は少ないです。
安心してインターネットが使えるという点も、ポケットWiFiのメリットと言えます。
【ポケットWiFiのデメリット1】光回線に比べて速度が不安定
ポケットWiFiは、光回線に比べて速度が不安定です。
光回線は電柱から直接回線を引き込むのに対し、ポケットWiFiは無線で受信します。よって高層ビルや地下だと電波の受信が悪くなりやすいです。
外出先のあらゆるところで使えるというメリットはありますが、光回線に比べて速度が不安定になることが考えられます。
【ポケットWiFiのデメリット2】通信制限がある機種も存在する
ポケットWiFiには、通信制限がある機種も存在します。
いろいろな契約方法が存在しますが、主に定められている制限は以下のとおりです。
- 月間7GBまでの利用
- 月間は無制限だが、直近3日間で10GBまでの利用
光回線には基本的に制限が無いので、通信制限はポケットWiFiならではのデメリットと言えるでしょう。
ただし中には通信制限のない機種も存在するので、自分にあったポケットWiFiを選ぶことが重要です。
ポケットWiFiの選び方、見るべきポイントは?
ポケットWiFiには、非常に多くの端末やプロパイダ(契約する業者)が存在します。
その中でも自分にあうポケットWiFiを選ぶためにも、見るべきポイントをきっちりと抑えておきましょう。
こちらでは、ポケットWiFiを選ぶ際に見るポイントを紹介します。
- 速度の実測値
- データ容量
- 速度制限の条件
- 実質月額料金
- 対応エリアの広さ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【ポケットWiFiの選び方1】速度の実測値
ポケットWiFiを決める際に、速度をチェックしておくことは非常に重要です。ただし「実測値」を確認するようにしましょう。
ポケットWiFiには「最大速度」という表示がありますが、これはあくまでも理論値であり、日常でその速度が出ることは確実にありえません。
そこで大切なのが、自分が使うエリアで実際に使った時の数値です。
ポケットWiFiは電波を無線で受信するため、建物などの障害物で電波がかなり弱まります。「最大速度は高いけど実際には全然つながらない」という状態を防ぐためにも、実測値をチェックしましょう。
- 先にレンタルして、実際に試す
- 近いエリアで計測している人の情報を調べる
などの方法を使ってみてください。
【ポケットWiFiの選び方2】データ容量
データ容量も、ポケットWiFiを選ぶ際には重要です。
ポケットWiFiは光回線と違って「○○GBまで」というデータ容量が存在します。もし自分が使う量よりも容量が少ないと、ひんぱんに制限にかかる可能性が高いです。
反対に「無制限プランを高い料金で契約していても、実際にはもっと少ないプランで良かった」というケースも存在します。
いろいろなプロパイダの契約条件をチェックして、自分にあったデータ容量で契約しましょう。
【ポケットWiFiの選び方3】速度制限の条件
速度制限にかかる条件も、契約前に確認しておきましょう。
ポケットWiFiは使いすぎを防ぐために、プロパイダごとに通信制限が存在します。
- 月間7GBまでの利用
- 月間は無制限だが、直近3日間で10GBまでの利用
が主な制限です。
通信制限にかかると速度がかなり遅くなり、快適に利用できなくなってしまいます。
中には通信制限がないプロパイダもあるので、自分の使い方に合わせてプランを選択しましょう。
【ポケットWiFiの選び方4】実質月額料金
実質月額料金も、ポケットWiFiを選ぶ上では大切です。
ポケットWiFiはプロパイダによって料金が大きく違うため、パッと見では月額料金がわかりづらくなっています。
以下が主要なプロパイダの料金です。(すべて無制限プラン)
月額料金 | 割引 | 契約縛り | |
GMOとくとくBB | 1~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
約3万円のキャッシュバック | 3年 |
Broad WiMAX | 1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
なし | 3年 |
FUJI Wifi | 3,480円 | なし | なし |
どんなときもWiFi | 3,480円 | なし | 2年 |
カシモWiMAX | 1ヶ月目:1,380円 2~24ヶ月目:3,480円 25ヶ月目以降:4,079円 |
なし | 3年 |
これだけ料金プランに違いがあると、どこを使えば一番安いのかが分かりづらいですよね。
さらに契約縛りというものがあり、縛り期間中に解約をすると1万円~2万円近い違約金が発生します。
自分が何年間使うのかをしっかりと考えて、料金を正しく計算することが、お得にポケットWiFiを利用するコツです。
【ポケットWiFiの選び方5】対応エリアの広さ
対応エリアの広さもチェックしておきましょう。自分が住んでいる場所で使えるのはもちろん、よく行く場所や出張先などでも快適に使えないと意味がありません。
エリアに関しては、各プロパイダのホームページで確認可能です。もしわからなければ4G/LTE回線の業者を選んでおくと、スマートフォンと同じエリアで利用できます。
エリアだけでは「速度の実測値」はわからないので、実測値を確認することも意識しておいてください。
快適につながるポケットWiFiを利用するためにも、エリアにはしっかりを気を配っておきましょう。対応エリアについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
ポケットwifiは対応エリアの確認が必須!確認方法とおすすめを解説
おすすめのポケットWiFi業者は?
数多くあるポケットWiFiの中から、使い勝手の良い業者を3つ紹介します。
- FUJI Wifi
- どんなときもWiFi
- Broad WiMAX
【ポケットWiFiのおすすめ1】FUJI Wifi
FUJI Wifiは、ポケットWiFiをリーズナブルにレンタルできる業者です。
【FUJI Wifiの月額料金(税別)】
25GBプラン | 2,480円 |
---|---|
50GBプラン | 2,980円 |
100GBプラン ※海外利用可能 |
3,480円 |
無制限プラン ※海外利用可能 |
3,980円 |
WiMAX2+プラン | 3,200円 |
さまざまな料金プランがあるので、自分にあったものを選べます。
さらに契約縛りが無いため、1ヶ月使って解約することもできるなど、自由度もかなり高いです。
回線は4G/LTE回線を利用しているため広いエリアでつながりやすく、使い勝手は申し分ありません。
コスパよく使いやすいポケットWiFiを選びたいなら、FUJI Wifiはかなりおすすめです。
【ポケットWiFiのおすすめ2】どんなときもWiFi
どんなときもWiFiも、ポケットWiFiのレンタルサービスです。
料金は月額3,480円プランのみですが通信制限がないので、いくらでもインターネットを利用できます。
さらに「クラウドSIM」という機能を搭載しており、自分がいまいるエリアにもっとも合う通信回線を自動で選択してくれるので、どこでもつながりやすいです。
2年間の縛りはありますが、かなり使い勝手の良い業者だと言えます。
【ポケットWiFiのおすすめ3】Broad WiMAX
Broad WiMAXは、WiMAXが利用できるポケットWiFiを購入できる業者です。
WiMAXはポケットWiFi専用の回線で、速度が速く人気を集めています。
Broad WiMAX料金は以下のような変動制です。
1~2ヶ月目 | 2,726円 |
3~24ヶ月目 | 3,411円 |
25ヶ月目以降 | 4,011円 |
3年契約なので途中で解約すると違約金が発生しますが、WiMAX業者の中ではリーズナブルです。
ただしWiMAX回線はエリアが狭く、障害物に弱いのでつながらないということも十分にありえます。
利用する前は自分がよくつかうエリアでの情報をしっかりと集めておきましょう。
FUJI WifiであればWiMAX端末もレンタルできるので、ぜひ試してみてください。