ポケットwifiを利用していると、本体が以上に熱くなっていたり、バッテリーが膨張していたりしませんか?そんなとき以下のような疑問を抱くのではないでしょうか。
「ポケットwifiが熱いんだけど、これってヤバイの?」
「バッテリーが膨らんできた。修理や交換の方法を知りたい」
「ポケットwifi熱い時の対策方法を知りたい」
ポケットwifiを熱いまま・バッテリーが膨張したまま放置しておくのはかなり危険ですよ。なぜなら、本体の故障原因となるのはもちろん、発火や爆発も発生してしまう可能性があるからです。
そこで、今回は以下の項目に触れていきます。
- ポケットwifiが熱い・膨張する理由
- ポケットwifiが熱くならないための対策
- バッテリーの交換方法
- バッテリーの寿命を延ばす方
この記事を読んでもらえば、ポケットwifiを長く利用できますし、発火や爆発といった危険を避けられます。難しいことはないので、ぜひ参考にしてみてください!
Contents
ポケットwifiが熱い理由・放置するとどうなるの?
まずは、なぜポケットwifiが熱くなってしまうのか、放置するとどうなってしまうのかの2点を確認していきましょう。
ポケットwifiが熱い理由
ポケットwifiが熱くなっているとき、厳密には本体が発熱しているわけではありません。発熱しているのはバッテリーです。
バッテリーについて、前提として理解していただきたい点があります。それは、バッテリーの仕様上、多少熱くなってしまうのは普通だということです。
しかし、ポケットWiFiが適切に利用されていないと、メーカーが想定している以上に熱を持ってしまう場合があります。
- 常に充電しながらの使用
- 熱をため込みやすい環境で使用
- 長時間連続で使用
誰しも一度は経験があるのではないでしょうか?
異常に熱い場合は、熱対策を行わないとポケットWiFiの故障や不具合の原因となってしまいますよ。
ポケットwifiが熱くなると発生するトラブル
発熱が発生すると以下のような現象が起きてしまいます。
- バッテリーが劣化し、膨張の原因となる
- バッテリーが劣化し、寿命が短くなる
- 自動制御が発動し、電源が落ちる
- やけどの原因となる
ポケットwifiのトラブルで多いのが、バッテリーの膨張です。
過度に発熱した状態を幾度となく繰り返していると、バッテリーが劣化します。劣化が進むと、電池パック内で化学反応がおこりガスが発生して、膨張が起こってしまうんですね。
また、バッテリーの劣化が進むと、ポケットwifiの寿命が短くなります。つまり、本来使用できる期間よりも短い期間で使用できなくなってしまうのです。
ポケットwifiが発熱して本体が熱くなると、故障を防ぐために電源が落ちる仕様になっています。ポケットwifiについては、参考としてUQ公式サイトの情報を張り付けておきますね。
さらに、あまりにも高温になりすぎると、やけどの原因となることも。特に夏場、直射日光を受ける場所での使用には注意が必要です。
このように、発熱が原因でさまざまなトラブルが発生してしまいます。では発熱を抑えるにはどのような対策が考えられるのでしょうか?以下で確認していきましょう。
ポケットwifiが熱いときの対策方法5つ!バッテリーが膨らむのを防ごう
ポケットwifiが熱いときの対策方法は以下の5つです。
- 使用しないときは電源を切る
- 涼しい場所で使用する
- 充電しながらの使用を避ける
- パフォーマンス設定を変更する
- 指定外の充電器を使用しない
それぞれ詳細を確認していきましょう。
1.使用しないときは電源を切る
熱対策の1つ目は使用していないときに電源を切ることです。使用している間に熱を持つので、使用しなければ当然発熱を避けられます。
ポケットwifiは長時間使用を続けていたり、容量の重いデータをダウンロードしたりしていると通常よりも高い熱を持ってしまうんですね。
寝る直前にポケットwifiの電源を落とすなどして、使用しない期間を意図的につくるようにしましょう。
2.涼しい場所で使用する
ポケットwifiが多少の熱を持ってしまうのは仕様上仕方がありません。大切なのは熱をため込まないように放熱することです。ポケットwifiは0℃~35℃が適温と言われています。可能な限り涼しい場所での使用を心掛けましょう。
直射日光などはもちろんのこと、保温性の高い場所に保管しておくのも危険。熱が逃げてくれませんよ。たとえば、ポケットwifiをカバンのやポケットの中で長時間使用していると放熱ができませんよね。
熱をため込まないためにも、なるべく外側にポケットwifiを持ってくる、通気性の高い場所に保管しておくなどの対策が考えられます。
どうしても熱くなってしまう場合は、ぬるめの保冷剤を使用するのもアリですね。あまりにも冷たすぎると故障の原因となってしまうので、常温程度にとどめておきましょう。
ポケットwifiが熱くなりすぎないように、適度に熱を逃がすことも意識してください。
3.充電しながらの使用を避ける
ポケットwifiを充電しながら使用すると高熱を持ちやすいので、充電しながらの使用は避けましょう。
ポケットwifiを直接操作することは少ないため、ついつい充電しながら使用しがちですよね。しかし、発熱を防ぐには、使用するときと、充電するときは明確に分けるべきです。
充電しながらの使用をさけるだけでも、熱対策に一定の効果がありますよ。
4.パフォーマンス設定を切り替える
使用している端末によっては、通信速度のパフォーマンスを切り替えられるものがあります。
高いパフォーマンス設定で使用を続けると、消費電力が増し、結果として熱を持ちやすくなります。熱対策の観点でみると、長時間高いパフォーマンスでの使用は避けるべきです。
パフォーマンス設定は端末の設定画面から切り替えられます。ポケットwifiのパフォーマンスを気にかけたことがない方は、この機に一度設定を見直してみましょう。
5.指定外の充電器を使用しない
ポケットwifiには、端末ごとに指定された充電器があります。指定外の充電器でも充電は可能ですが、発熱の原因となってしまう可能性があるのでさけましょう。
正規品の充電だと多少値段が高い場合がありますよね。ほかの充電器で代用したい気持ちはわかります。しかし、正規品でない充電器だと端末の規定値を超える電流で充電している可能性があるんですね。規定値を超えてくると異常に高い熱を持つことも。
また、品質の悪い充電器は供給される電力が不安定です。これも発熱の原因となってしまいます。
面倒なことが嫌なら正規品を使えば問題ありません。長期的にみると、正規品を利用したほうバッテリーが劣化せずお得ですよ。指定外の充電器使用はなるべくさけましょう。
それでもポケットwifiのバッテリーが膨らむときの修理・交換方法
上記の熱対策をしても、バッテリーが膨張してしまった。経年劣化によってバッテリーが膨張してしまった場合はバッテリーの交換が必要です。
バッテリーの交換方法は自分で交換可能な場合と、自分で交換できない場合で対処が大きくことなるのでそれぞれ分けて確認していきますね。
自分でバッテリーの交換可能な場合
バッテリーが取り外せるような端末であれば、自分で交換可能です。バッテリーを取り外して、新しいバッテリーと交換しましょう。
保証に入っているか、どの通信会社と契約しているか、どのぐらいの期間使用しているかで、バッテリーが無償・有償が決まります。
たとえば、Y!mobileなどは、保証に入っている方に向けてバッテリーを無償でプレゼントする等の内容を明記しています。
1年以上同一機種をご利用で、かつ1年以上継続して「故障安心パック」にご加入の場合、1機種につき電池パック1個、無料で進呈いたします。
(出典:https://www.ymobile.jp/service/kosho_anshin/)
有償の場合は、オンラインストアなどでバッテリーを購入しましょう。3000円~4000円の間で入手可能です。無償でも有償でも、バッテリーさえ入手すれば自分で交換可能なので、そこまで手間取ることはありません。
注意点としては、非正規のバッテリーを使用してしまうと、何か不具合が起きても保証から外れてしまう可能性がある点です。バッテリーは長期間使用するものなので、正規品でそろえた方がよいです。
自分で交換できない場合
端末によっては、バッテリーを自分で取り外しできないタイプのものがあります。自分で交換が難しい場合は、交換・修理のために代理店等を通じて修理の依頼を行いましょう。
こちらも、各々の状況に応じて有償なのか無償なのかがきまります。窓口に問い合わせを行うか、契約書の内容を読み返しておくとよいですね。
なぜ修理対応になる可能性があるかというと、バッテリーの膨張によって基盤の歪みが発生している可能性があるからです。
依頼する際に確認するべき注意点は2つ。
- 代替品はあるのか
- 修理費用はかかるのか
郵送の期間を含めて、修理・交換には1~2週間ほどかかります。その間代替品がないと、不便ですよね。料金に加えてしっかりと代替品の有無を聞いておきましょう。
ポケットWiFiが熱いと寿命が短くなる!バッテリーの寿命を伸ばす4つの方法
ポケットwifiには、リチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池は繰り返し使えるのが特徴ですが、当然使用できる回数には限界があるんですね。バッテリーはあくまで消耗品です。
リチウムイオン電池の寿命はおよそ500回。1~2日に1回のペースで充電すると考えると約2年の寿命です。寿命が短くなると、充電できる容量がどんどん少なくなっていきます。できれば寿命は長くしたいですよね。
そこで、バッテリーの寿命を長くする方法を4つ紹介します。
- 高音状態を避ける
- 充電の頻度を減らす
- 電池がなくなったまま放置しない
- ソフトウェアのアップデートを行う
詳細は以下をご覧ください。
1.高温状態を避ける
これまで熱対策を述べてきましたよね。高温状態を避けることは、バッテリーの劣化を防ぎ結果的に寿命を延ばすことができます。
もう一度、熱対策について振りかえってみましょう。
- 使用しないときは電源を切る
- 涼しい場所で使用する
- 充電しながらの使用を避ける
- パフォーマンス設定を変更する
- 指定外の充電器を使用しない
上記に気を付ければ、ポケットwifiが異常に熱くなってしまうことを防げます。高温対策=寿命対策でもあるので是非取り入れてみてください!
2.充電の頻度を減らす
リチウムイオン電池の寿命はおよそ500回。つまり、充電の頻度を減らすことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。ちなみに、充電を繰り返し行うことによる劣化を「サイクル劣化」といいますよ。
付け加えると、充電したままの放置も寿命が減る原因となります。充電がすでに十分たまっている状態の「過充電」は避けましょう。
ポケットwifiを長く使いたいのであれば、充電の回数を減らし、充電しっぱなしを避けることが大切です。
3.電池がなくなったまま放置しない
充電のし過ぎはバッテリーの劣化を及ぼしますが、充電のやらなさすぎもバッテリーの劣化をもたらします。
バッテリーが0%の状態で放置することを「過放電」といい、過放電はバッテリーにダメージを与えてしまうんですね。
長期間使用しないとしても月に1回程度は充電するようにしましょう。
4.ソフトフェアのアップデートを行おう
実はソフトフェアのアップデートが、ポケットwifiの寿命を延ばす場合もあります。なぜなら、充電を最適化してくれるようなアップデートが行われることがあるからです。
アップデートは端末上で簡単に操作できるので、難しい操作は必要ありません。
一例として、UQの端末では過充電を防ぐようなアップデートが複数端末で行われています。
もし今までアップデートをしたことがない方は、是非時間があるときにアップデートを行ってみてください。